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高知龍馬マラソンの残り1kmで抜かれた編集長が綴る「やっぱり青山学院は強かった!」

2024年2月19日

754が優勝した塩出選手。ペース走から後半ペースアップした(写真/Okazaki Kosei)

754が優勝した塩出選手。ペース走から後半ペースアップした(写真/Okazaki Kosei)


2月18日、高知県で高知龍馬マラソン2024が開催されました。
10回目となる今回の大会はフルマラソンに8,395人が出走、7,760人が完走しました。
このレースには昨年から青山学院大学の選手が高知合宿に合わせて出場しています。今年は、正月の箱根駅伝で8区区間賞を獲得した塩出翔太選手(2年生)が2時間19分20秒で総合優勝したのをはじめ、10位入賞のうち7人を同大学の選手が占めました。
残り1kmで塩出選手に抜かれたランナーズ編集長の行場がレースの模様を綴りました。


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高知龍馬マラソンは太平洋を見ながら走れる景観や地元の応援とともに、昨年から青山学院大学の選手が同県での合宿に合わせて出場することが「名物」になっています。
事前に調べた情報では、中間点もしくは30kmまではペース走で走り、その後余裕度に応じてペースアップするとのこと。昨年は志貴勇斗選手が2時間24分43秒で4位に入るなど多数入賞しており、上位を狙う私としては「途中で抜かれなければいいのだが……」と思ってスタートラインにつきました。
ところが、号砲が鳴ると青山学院大学の選手が1人飛び出て先頭に。驚いて1km過ぎに話しかけると「全部走ります!」との返答。レース後に分かったことですが、2月4日の別府大分マラソンを体調不良で欠場していた白石光星選手だったので、その代わりのマラソンとして速めのペースで走ったのかもしれません。私にとっては想定外のペースの中、白石選手について走っていると、沿道からは「青学頑張れ!」「走ってくれてありがとう!」という熱烈な声援が途切れることなく飛んできます。「ありがとう」と応援してもらうことはなかなかないので、思わずこちらもうれしくなりました。

予定より速いペースのまま中間点を過ぎ、先頭は私と白石選手、高知県のランニングコーチ・山崎竹丸さんの3人になりました。白石選手はジョギングのような動きで、まだまだ余裕そう。どこでペースアップしてくるかと思っていたところ、なんと30km手前で靴ひもを結び直すためにコースわきにそれてしまい、集団は私と山崎さんの2人に。
そのまま2人で走り続け、38km付近で私がややペースを上げると独走になりました。「これは優勝できそうだ」と思って走っていたのですが、気づくと後ろの声援が近づいてきます。そして41km地点で後ろを振り向くと、そこにはペース走から抜け出して追い上げてきた塩出選手が。並ぶ間もなく交わされ、ゴール手前の強烈な登り坂もスイスイ駆け上げっていく後ろ姿に「トップ選手は違う」と思わざるを得ませんでした。
結局、塩出選手は2時間19分20秒で優勝し、私は23秒差の2位。表彰式の際に「(マラソンを走って)筋肉痛とかないんですか?」と聞くと「特にないですね」という答えをもらって、さらにビックリ。自分としても予想タイムより2分程度速く走れて満足だったのですが、それ以上に間近で感じる青山学院大学の選手の強さに驚くレースとなりました。



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