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RUNNERS ONLINE「最後はふらふらになりましたが……」 姫路城マラソンで初マラソン初優勝の名大生出走記
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2月11日に開催された姫路城マラソンで、4月に弊社アールビーズに入社する森川陽之さん(名古屋大学・24歳)が2時間17分29秒で初マラソン初優勝を果たしました。本人が執筆した出走記を紹介します。
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アールビーズ新人社員の森川です。
今回世界遺産姫路城マラソンに出場し2時間17分29秒で優勝しました!
高校、大学で陸上競技に取り組み全日本大学駅伝などの大きな大会には出場してきましたが、ハーフまでの距離しか走ったことがなく、フルマラソンは未知への挑戦でした。レースに向けての練習は12~18kmのレースペース走を入れつつ、400m×7~10本のインターバル走でスピードを失わないようにしました。走行距離は12月579km、1月433km。最長の距離は30km走でした。
当初は2時間20分前後を目指すつもりでしたが、大会数日前に会社の方から「大会新記録(2時間16分54秒)を更新すると賞金が出るよ」と教えてもらい、思い切って大会新を目標に切り替えました。
当日は1時間前にトイレに並んでいたものの、全然進まず、諦めて40分前には整列しました。これだけ早くから並んだことはこれまでのレースで初めてでした。
スタート後は早々に先頭集団に入ることができ、1km手前からスローペースになる雰囲気を感じたので思い切って前に出てみました。しかしながら誰も追ってこず、3km通過して後ろを振り返るとかなり差が開いていたので一人旅を決意しました。
そこからはずっと独走で、沿道の方々の声援にも押され30kmまでは大会記録を更新するペースで進みました。しかしながらその先はやはりマラソンの難しいところでした。35kmあたりから脚は何度もつりそうになり、腹痛にも襲われてもがくように走っていました。40km通過した時点で大会記録の更新は困難になり、最後はふらふらと止まりそうになりながら姫路城に戻ってきましたが、なんとか1位は死守してゴールしました。
40km以上を1人で走るという単独のしんどさはありましたが、それ以上に姫路の方々からの沿道の声援が大きく、力をもらいながら走ることができました。終盤の川沿いのサイクリングロードは細い道でしたが、観客の方々の距離が近く応援の熱をより感じました。マラソン大会は地元の協力あって、多くの方々に支えられて開催されていることを実感し、素晴らしい経験のできた初マラソンでした。これからもフルマラソンやウルトラマラソンまでいろんなことに挑戦していきたいと思います。
3月はびわ湖マラソンで大会記録更新を狙います!
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