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RUNNERS ONLINE海外からも注目を集める箱根駅伝 外国人YouTuberも現地で観戦
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今年の1月2~3日に第100回大会が開催された箱根駅伝。駅伝は日本独自の競技ですが、近年は海外からも注目を集めています。
今回の箱根駅伝に向けては世界中でトップアスリートのトレーニングを動画撮影して公開しているYouTuberのマット・フォックスさん(36歳)が来日しました。自身もフルマラソン2時間20分48秒のタイムを持つ元中距離ランナーで、11月には上尾シティハーフマラソンにも出場しています。自身の運営するYouTubeチャンネル「Sweat Elite - Training Sessions
」(チャンネル登録者数12万8000人)では箱根駅伝本番の様子だけでなく、出場チームの練習動画やインタビューなども公開しています。
そのマットさんが取材活動で感じたことや日本の駅伝文化についてランナーズ3月号に寄稿してくれたのでその一部を紹介します。
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ランニング系YouTubeチャンネル「Sweat Elite」を運営しているMatt Foxと申します。2021年から23年にかけて、ケニア、エチオピア、英国、オーストラリア、米国、ヨーロッパなど、様々な長距離強豪国のランナーのトレーニングを撮影してきました。今回は日本最強の高校、大学、実業団の駅伝チームが駅伝に備えている場に立ち会う機会に恵まれました。
日本のランナーは信じられないほど勇敢です。彼らはトレーニングやレースでハードにプッシュする方法を学び、トップレベルを目指すアスリートやコーチの決意に刺激を受けます。それはレースの仕方にも表れていて、前半はアタックし、より上位を狙う傾向があります。
駅伝は外国人ランナーにとって魅力的でミステリアスなイベントです。エリートランニングの世界に精通している人は、駅伝が世界で最も注目されているイベントの一つであることを知っています。多くの国が独自の駅伝を作ることに関心を持っていますが、それは非常に難しいことだと感じます。箱根駅伝やニューイヤー駅伝の伝統は日本のランニング文化に深く根付いていて、高校がモチベーションの根源であり、大学が核になっているように思います。
いつの日か箱根駅伝の主催者がこの大会を英語で世界中に放映することをもっと受け入れてくれることを願っています。私もぜひ参加してみたいです! 何百万人もの外国人観客が英語でライブストリームを見たいと思っていると確信しています。
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ランナーズ3月号では箱根駅伝について15ページにわたって特集しています。青山学院大の強さの要因、澤木啓祐さんが語る箱根駅伝の意義、海外のインフルエンサーの活動、テレビ中継の舞台裏など、箱根駅伝に興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
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記録向上を追い続けるランナー必読
「走歴10年の壁」はなかった!
これまで、弊誌も含めて多くの本などで「走歴10年の壁」説が語られてきました。しかし、今回ランナーズが実施したアンケートでは、走歴10年以上でも初サブスリー、サブ3.5、サブフォーを達成している人がかなりの割合でいることが判明。その理由とともに、10年以上走り続けているランナーが記録を伸ばすために必要なことを取材しました。
フル快走に効く「年末年始ドカ走り」
年末年始は普段よりも時間を作りやすい時期。特に今年の夏は猛暑が続き、ロング走が不足して秋のフルは思ったように走れなかった……というランナーに、年末年始「3日間で60km」の “新・ドカ走り” を新提案。この冬の練習計画にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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國學院大の前田康弘監督と古川さんにインタビューしました。
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