ニュース・記事
ランナーズonline
駅伝シーズンに新作シューズが続々登場! ランナーズ編集部がはいた感想をレポート
|
FAST-R NITRO ELITE 2の発表会にはコニカミノルタの米満怜選手が出席。「はいた瞬間に、キター! と思いました。最高のシューズです」と絶賛 |
年末年始は駅伝シーズン。12月には中学、高校、大学女子の全国大会が、1月の三が日にはニューイヤー駅伝と箱根駅伝が開催されます。この時期に合わせてスポーツメーカー各社が新作シューズを発表しており、ランナーズ編集部員も発表会に参加してきました。
11月30日に発表されたのはプーマの「FAST-R NITRO ELITE(ファーストアールニトロエリート)2」。ミッドソールに内蔵されたカーボンプレートがつま先でむき出しになっている構造で、前作と比べて反発性が46%向上しているそうです。
同社の説明によれば前作よりも「フルマラソン3時間30分のランナーは平均2分30秒、2時間30分のランナーは平均1分24秒のタイム短縮が可能」とのことです。
12月8日はミズノが「WAVE REBELLION(ウエーブリベリオン)」シリーズの新作を発表。トップランナーの着用を想定して開発された「ウエーブリベリオンプロ2」は、ミッドソールの中足部を厚くすることで、足が着地した際にかかとが地面に着かない構造が特徴です。
「国内外のトップランナーから市民ランナーまで多くのフィードバックを受けて作られたのがこのシューズです」とグローバルフットウエアプロダクト本部の青井俊輔さん。前作よりも中足部の厚みを増やすことで、キロ3分より速いペースでもスムーズに走れるようになったそう。よりスピードが出せるシューズに仕上がっています。
また、アンダーアーマーも12月20日に「UAベロシティ エリート2」を発表しました。ミッドソール前足部の高反発素材「PEBAX(ぺバックス)」を20%以上増量しています。
「ソールは反発性を高めるためにあえて増量しています。前足部が沈み込む分も計算してオフセット(前足部とかかとの高低差)を8mmから2mmに変更し、安定性と効率性を高めました」とアンダーアーマー担当のドーム商品企画・藤井雅義さん。
実際にUAベロシティ エリート2をはいて走ってみると、スピードを上げるほどシューズによって「グン!」と身体が押し出される感覚が強く味わえます。前作よりもソールの厚みを感じ、クッション性も増しています。
一方、ウエーブリベリオンプロ2は中足部の分厚いミッドソールによって構造的にかかとが着けないため、次の一歩が素早く踏み出せました。シューズに走らされるかのようにスピードが上げられるのが特徴です。
また、FAST-R NITRO ELITE 2はクッション素材が柔らかく、雲の上を走っているかのような感触。反発力も非常に強く、前作と履き比べたところ、今作の方が速いペースで走ったにも関わらず、脚筋の疲労度は少なかったです。
正月の駅伝でも各社のシューズが注目を集めそうです。
|
ミズノのウエーブリベリオンプロ2 |
アンダーアーマーのUAベロシティエリート2 |
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ2月号 発売中!
ニューヨーク・シティ完走の92歳も実践
走力向上にAIを活用!
対話型AIサービスが広く浸透し、ランニングに活用するランナーが増えています。2025年3月号に登場、11月のニューヨーク・シティマラソンを完走した92歳の北畑耕一さんもそのひとり。本特集では北畑さんのほか「サブスリーを目指す戦略コンサルタント」「サブフォーAI起業家」3人の体験談と活用例を紹介します。
3~4月のフルマラソンにまだ間に合う!
「100日間でサブフォー達成」
短期連載「100日間でサブフォー達成」でプログラムを実践して達成したランナーの感想とともに、3~4月の春マラソンに向けても有効な練習計画を紹介します。この秋サブフォーに挑戦したランナーのアンケート結果をもとにした「サブフォーできたランナー・できなかったランナーの違い×6」も必読です。
楽しく継続「筋トレ大全」
創刊50周年となる2026年号は過去50年の歩みを、様々な切り口から振り返る本特集。今回は「ランナーの筋トレ50年」。継続しやすい内容を厳選して紹介します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



