本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

ホノルルマラソン6位入賞の理論派コーチが勧める 慣れれば簡単(?)毎週ロング走

2023年12月21日

12月10日のホノルルマラソンで6位(2時間30分50秒)入賞した原田 拓コーチ

12月10日のホノルルマラソンで6位(2時間30分50秒)入賞した原田 拓コーチ


皆さんはフルマラソンに向けて、いつどんな「ロング走」を行っていますか? 一般的には、本番1カ月~3週間前にレースペースで30km走を行う、という方が多いのではないでしょうか。そんな方にとっては “革命的” なロング走理論を唱えるのは、箱根駅伝出場経験を持つ名古屋のプロランナー兼トレーナー、原田 拓さんです。


ロング走は「特別メニュー」ではなく「レギュラーメニュー」

「年間を通して、基本ジョギングで良いので月間走行距離をしっかり踏み、できれば月3回ロング走を行いましょう。スピード練習はフルマラソン本番の4週間前から5~6回の実施でOK」というのが私のフルマラソン練習の考え方です。
これは実体験から導き出したメソッドで、私自身、週1回は42km走を行っています。
インターバルなどスピード走で育てられるLT系の能力とロング走で鍛えられる代謝系能力・脚筋力は、どちらが身につくのに時間がかかるかというと、圧倒的に後者です。なので、時間がかかる方を普段たくさん育てておきましょう、という考え方です。その方がケガのリスクが少なくフルマラソンの「もつ脚」がしっかり作られるので、フルを1回走ったら脚がボロボロになる、ということもありません。


ロング走の距離は月間走行距離に応じた距離で

ロング走は1、2回やっても効果がなく、「1回のダメージを減らして頻度を上げることで効果がある」と私は思っています。1回のダメージを減らすためには距離を「安全距離の範囲内」にするのが大事で、その距離を導き出す私が考えた計算式が
【月間走行距離÷4(=週間走行距離)÷3】
です。これでいくと、月間200kmの人で約17km。多くても20kmがその人にとってのロング走です。しかし、フルマラソンで何かが起こるのはたいてい30km以降なので、フルをより安全に楽しむためには、できるだけ42km走をやっておいた方がベターです。だから、42km走が「安全距離の範囲内のロング走」になるために月間走行距離を延ばしましょう、と言っています。ただし月間走行距離は一気に増やすのではなく、前の月の1.2倍までにしてコツコツ増やしていくことが大切です。


「明日も走りたいと思えるジョギングペース」でOK

ペースは「明日も走りたいと思えるジョギングペース」でOKなので、思っているよりもハードではないんです。指導するランナーの方からは、このスタイルで「フルの後もすぐ練習を再開できるようになった」「フルの翌日に観光も楽しめた」「脚がつらなくなった」という声も聞いています。


発売中のランナーズ2月号では「ロング走革命」を特集。原田コーチのほか、経験豊富なコーチたちが独自のロング走を提案しています。ぜひチェックしてみてください。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ2月号 12月20日発売!


記録向上を追い続けるランナー必読
「走歴10年の壁」はなかった!

これまで、弊誌も含めて多くの本などで「走歴10年の壁」説が語られてきました。しかし、今回ランナーズが実施したアンケートでは、走歴10年以上でも初サブスリー、サブ3.5、サブフォーを達成している人がかなりの割合でいることが判明。その理由とともに、10年以上走り続けているランナーが記録を伸ばすために必要なことを取材しました。

フル快走に効く「年末年始ドカ走り」

年末年始は普段よりも時間を作りやすい時期。特に今年の夏は猛暑が続き、ロング走が不足して秋のフルは思ったように走れなかった……というランナーに、年末年始「3日間で60km」の “新・ドカ走り” を新提案。この冬の練習計画にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

箱根駅伝ここに注目!!
【インタビュー】國學院大・前田康弘監督/東大大学院・古川大晃さん

1月2~3日に開催される第101回箱根駅伝の注目は、初優勝と “大学駅伝3冠” がかかる國學院大。さらに「関東学生連合チーム」には、本誌でもおなじみ29歳の東大大学院生・古川大晃さんがメンバー入り。
國學院大の前田康弘監督と古川さんにインタビューしました。



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ