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RUNNERS ONLINE残暑のロング走は、直後の「ぬるま湯入浴」で効果アップ!
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9月中旬になりましたが、多くの地方では最高気温30℃を超えている日が続きます。一方で、10月からはいよいよ本州の大規模マラソンもスタート。「そろそろマラソンに向けたロング走を始めないと」と思っている人も多いのではないでしょうか。
現在発売中のランナーズ10月号では、サブスリー医師の北原拓也先生が「残暑の日に行うロング走は、練習直後の入浴方法で効果がアップする」と力説。その一部を抜粋して紹介します。
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秋口に30㎞走をすると、終わった後に身体が火照ったり、汗が止まらないことってありませんか? そういった時は30㎞走で高くなった深部体温が下がりきっておらず、熱を皮膚から発散するために心臓が活発に動いたりしてエネルギーを使っています。せっかくいいトレーニングができても、その影響による熱疲労が残り、だるくなったり翌日から予定通りの練習ができないランナーもいるように感じます。
そこで、お勧めなのがロング走の直後に「ぬるま湯」に入ること! ぬるま湯に入れば、速やかに深部体温が下がるので熱疲労が残ることを防げるのです。
そして深部体温は睡眠にも関連しており、速やかに深部体温を下げられると、夜の睡眠の質が高まるのではないかと思います。30㎞走で身体にしっかり負荷をかけ、ぬるま湯に入ることでしっかり回復モードに移行するイメージです!
練習直後に冷たいシャワーを浴びる人もいると思いますが、湯船に入る方がより広い面積が水に接しているので、効率的に深部体温が下がります。しかも、冷水(14℃)とぬるま湯(26℃)の入浴ではほとんど冷却効果が変わらないという研究もあるのです。
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いかがでしょうか。10月号では他にも「走力がアップするお風呂の入り方」「筋肉の張りを取るお風呂の入り方」を紹介。川内優輝選手が入浴法について語ったインタビューも掲載しています。ぜひご覧ください。
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ランナーズ3月号 1月22日発売!
解決します!
「どうしても、サブフォーができない」
2023年度の全日本マラソンランキングでは、サブフォーランナーは全完走者のうち27.4%にあたる8万6815人。ジョギングだけで達成してしまう人がいる一方、ロング走やスピード練習をして走り込んでいるのに、届かないランナーもいます。そんな「努力しているのにサブフォーができないランナー」がどうすれば4時間を切ることができるのかを、専門家やコーチの協力のもと解決します。
特別寄稿
マラソンの「30kmの壁」の正体 「エネルギー枯渇説」よりも「脳がかけるブレーキ説」
フルマラソンを走るランナーであればほとんど誰もが聞いたことのある言葉であろう『30kmの壁』について、内科医でサブスリーランナーの北原拓也先生がYahoo!ニュースでそのメカニズムをまとめた記事を発表し、大きな反響がありました。それを受け、本誌では北原先生にさらに詳しく加筆をしていただいた記事を掲載します。
走って輝く人生100年時代
91歳の現役ランナーが語る「マラソンは究極の人生の目的」
2023年度全日本マラソンランキングの最高齢ランナーである北畑耕一さん(91歳)は伊藤忠商事を経て外資系日本法人の代表を歴任、退職後に74歳で走り始め、これまでにフルマラソンを32回完走。2024年は国内外で3つのフルマラソンを完走しました。
90歳を過ぎてもフルマラソンを走り続ける活力の源を探りに、編集部が北畑さんのある一日に密着しました。
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