ニュース・記事
ランナーズonline
サブスリーランナーの85%以上がペース走・ロング走を実施! 実践者は「30km走を繰り返すことで自信がつく」
|
サブスリーは多くのランナーにとって憧れ(写真は今年の別府大分マラソン) |
7月22日に発売するランナーズ9月号では「サブスリー達成の極意」として、サブスリーランナー180人のアンケート結果から、達成に必要な条件を掲載しています。その中で回答者のトレーニング実施率が高かったのが、ペース走(158人)とロング走(155人)でした。
ここでは、これらのトレーニングを積み重ねることで初マラソンからタイムを約1時間30分短縮し、サブスリーランナーになった吉岡誠一郎さん(45歳)を紹介します。
********
金融機関に勤務する吉岡さんは2010年ごろにゴルフの際にはくズボンがきつくなったことから、ダイエットのため走り始めました。初マラソンは2012年の富士山マラソンで、4時間22分でゴール。長らくサブスリーは「別格の世界」でしたが、サブフォーを達成し、別府大分マラソン(出場資格3時間30分以内)を意識するようになると、月間走行距離が増えて(月100km→200km超)記録が短縮。2018年2月の別大で3時間13分をマークしてサブスリーが目標になり、2019年の防府マラソンで初めて3時間を切りました(2時間59分3秒)。コロナ禍の大会中止期間を挟み、昨年11月のつくばマラソンでは2時間54分53秒の自己ベストを出しています。
サブスリーに必要なトレーニングについて聞くと、
「サブスリーにはキロ4分15秒で3時間走り続けないといけないので、『速い動き』を『長時間継続させる』という両立が必要だと思っています。そのために現在大切にしているのが、『月300km走ってベースをつくること』と『週末にペース走+ロング走のセット練習で鍛えること』です。特にロング走は秋になると月2~3回は30km走をキロ4分20~30秒で繰り返しますし、夏でも20km以上走ることを基本にしています。サブスリーをするには自信を持ってレースに挑むことも大切だと考えており、そのためにもロング走を繰り返すことで『後半もペースダウンせずに走れる』と思うようになれます。自己ベストを出した昨年のつくばマラソンでは、3週連続で30km走を4分20秒ペースでこなしたことで、本番も行けると思えました」
今年は金沢マラソン、つくばマラソンにエントリー。
「今の目標は2時間50分を切ることです。課題はスピード不足なので、ロング走を継続しつつスピードを強化していきます。こうして試行錯誤を繰り返すのもサブスリーに必要なことかもしれませんね」
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!
さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



