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3人が本気で討論!「フルマラソン以外の大会も盛り上げよう!」
(写真/小野口健太) |
大会復活の秋を迎えているものの、半数以上の大会が定員に達していません(アールビーズ調べで主要108大会のうち67%が定員割れ)。エントリー控えの理由は何かを10月13日、日本陸連副会長の瀬古利彦さん、プロランナーの川内優輝さん、YouTuberのSUIさんが語り合うと、日本陸連の大会開催ガイダンスの変更にも話が及び、実際に座談会の4日後には日本陸連のガイダンスも改定されました(座談会の司会はRUNNET CHANNEL編集長京谷和央)。
現在発売中のランナーズ1月号ではその座談会や、アンケート(回答数3万3381)の結果などを掲載しています。
今回は、座談会でも話題となった大会を盛り上げる術について掲載します。
▼マラソン大会人気復活の決め手!緊急トークライブ!~ランナー4万人心の叫びを聞け~配信4日後にコロナ対策のガイダンス緩和されました!
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=OcNAsmGIa_g
フルマラソンをあえてハーフに変更するのもあり
京谷 アールビーズのアンケート結果ではコロナ以降、大会にエントリーしていない人たちも「今年エントリーしたい」が32%、「来年エントリーしたい」が42%の回答でした。つまり「エントリー控えランナー」の74%は大会に復帰する意向を持っています。
瀬古 みんな大会で走りたいんですよね。(日本陸連の関係者として)走れる環境を早く作らなければならないな。
京谷 「大会参加者が増える」という観点でいくと、気軽に参加できるハーフや10㎞など、フルより距離が短い種目の楽しさが広がることも大切ではないでしょうか。
川内 近年のマラソンブームで日本はフルマラソンがより中心になった気がします。たとえば京都シティハーフが終わって京都マラソンができ、姫路の10マイルがなくなって姫路城マラソンができて……。その一方で海外、特にオーストラリアはゴールドコーストマラソンにしても、シドニーマラソンにしても、(フルに加えて)ハーフやジュニアダッシュなどが盛り上がっています。ひとつの大会の中で複数種目が開催されたり、フルの大会をハーフにする選択肢もこれからの時代はあるのかなと。
京谷 ハーフや10㎞は走った後に観光が楽しめるのも良い点ですよね。
瀬古 地域の特性やコンセプトによって大会の幅が広がると、いろいろなことができそうですよね。私も、川内君も、SUIさんも、皆で業界を盛り上げていきましょうよ。
川内 そうですね。この数年間、大会関係者もランナーと同じように苦しんできました。ランニング業界に活気を取り戻すにはランナー一人ひとりの力が必要だと思いますので、皆さんが「この大会を走ってよかった」と思ったら、大会レポやSNSでどんどん魅力を発信しましょう。そうすればマラソン大会の盛り上がりはきっと戻ってくるはずです。
写真をSNSに投稿してプレゼントを当てよう! 「#大会を走ろう」キャンペーン開催
RUNNETでは「#大会を走ろうキャンペーン」を11月26日(土)から開催します。
大会会場で写真を撮って、ハッシュタグ「#大会を走ろう」をつけてSNSに写真を投稿された方の中から抽選で、素敵な景品をプレゼントします。
「#大会を走ろう」撮影ブース
大会会場で「#大会を走ろう」撮影ブースを出展します。
瀬古利彦さん、川内優輝さんの等身大パネルなど、レア(?)な写真が撮影できます。
11月26日(土)~11月27日(日)は富士山マラソンに設置されますので、ぜひブースにお越しください!
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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