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今走る伝説が始まろうとしている 103kmの旅走に挑んだ「21人の先駆者たち」~湖走・びわ湖North~
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(写真/塩川真悟) |
1986年9月14日(日)、サロマ湖100kmウルトラマラソンの「プレ大会」が開催され、26人のランナーが完走しました。それから30年以上が経過した今、同大会は定員4000人があっという間に埋まる、日本を代表するウルトラマラソンになりました(新型コロナウイルスの影響で3年連続中止になっていることは残念ですが)。
2022年、そんな伝説が始まる予感が……といったら大袈裟でしょうか。
6月25日(土)~26日(日)に開催された「走ろうにっぽん~湖走・びわ湖North ~」は、1周すると200km少々の日本一広大な「びわ湖1周ランをイベントで実現!」をコンセプトに、2日間かけてびわ湖の北側を半周。21人のランナーが参加し、18人が全工程を走り切りました。
タイムとは異なる価値がここにある
交通規制は行われずチップでのタイム計測もない大会ですが、「夢のびわ湖1周ラン」を実現すべく、スタッフによるサポート体制はバッチリ。5~7kmごとに設置されたエイドステーションにはドリンクからソーメンなどのフードまで、長い距離を走る時に求められるものが準備されており、参加者自身が何かを携帯する必要はありません。プロカメラマンが2日間にわたってコースのいたるところで撮影したカットが後日、無料で複数枚もらえることも特徴です。
25日(土)は新幹線(ひかり・こだま)が停車する「JR 米原駅」をスタートし、そこから53km先の奥琵琶湖マキノグランドパークホテルのプライベートビーチでフィニッシュ。当夜は同ホテルで(飲みすぎ注意の?)パーティーが開催され、翌日の完走を誓いました。
一夜明けた26日(日)は計約50km。
26km地点で白鬚神社の「湖中大鳥居」を横目に見ながら走り、「道の駅びわ湖大橋米プラザ」に敷かれたレッドカーペットの上でフィニッシュ。
千葉から参加した77歳の中澤禎子さんは「ゆっくりマイペースで完走できるのがうれしい。挑戦することは健康の証」と語りました。
秋に「びわ湖South」を開催!
9月10日(土)~11日(日)にびわ湖Southを開催します。
1日目はJR堅田駅~近江八幡市の約58km、2日目は近江八幡市~JR米原駅の約34kmを走ります。
Northに参加していない方のエントリーも大歓迎です。
完走者には完走賞のほか、記念カードを贈呈します。
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短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
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