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ランナーズonline

「60代女性サブスリーの壁は破られた!」日本の2人が世界を引っ張る

2022年6月17日

(写真/塩川真悟)

(写真/塩川真悟)


現在発売中のランナーズ7月号では、「マラソンはやっぱり記録挑戦が面白い!」と提言し、自己ベストを目指して挑戦を続けるランナーや、そのために必要なトレーニングを紹介しています。
今回は今年、史上2人目の60代女性サブスリーランナーとなった吉光和恵さんを紹介します。




いつまでもサブスリーし続けたい

4月23日朝、吉光さんは岡山市の総合運動公園で開催された練習会「BASE練」で、約21kmをキロ4分20秒で走破しました。
同じ集団で走っていたのは男性ばかり。ゴール後「(速い男性に交ざって走るのは)気持ちいいです」と笑顔を見せました。
50歳からダイエットのために走り出した吉光さんは2016年のおかやまマラソンで初サブスリー(2時間56分2秒)を果たすと、59歳で迎えた21年の金沢マラソンでは2時間52分49秒の自己ベストを更新。
「いつまでもサブスリーし続けたい」と3時間切りへのこだわりを見せます。
「私は昔から進学先も就職先も妥協してきました。だからこそ、今は市民ランナーの到達点であるサブスリーを続けたいんです。それに3時間を切れば、大阪国際女子マラソンのようなハイレベルなレースに出られます。仕事をしながら記録を出しているランナーは尊敬できる人ばかりで、会場ではみなさんがアドバイスをくれる。この年齢になると誰かから注意されたり助言をもらえる場面はなかなかありませんから、こういったレースに出続けることで、ランナーとしても人間としても成長できると思っているんです」昔は「60歳になったらサブスリーするのは無理だろうと思っていた」といいます。考えが変わったのは弓削田さんの記録を見てから。「60代でもできるんだと希望をもらいました」

現在は毎週土曜日にBASE練で21km走を行い、日曜日は30~50kmジョギング、水曜日はひとりで1㎞×7本+200m×5本などの練習を重ね、月に約500km走り込んでいます。
「サブスリーを狙うなら週1回は3時間以上走るべきだと思って、日曜にロングジョグをしています。練習は絶対やり遂げたいので、脇骨を骨折しても練習会に参加したことがあります」
これだけのハードトレーニングを積んで、加齢を感じることはないのか?
「もちろん昔より回復は遅くなっていますが、年齢のせいにはしたくない。ケア次第で衰えを食い止めることはできると考えています。転職したおかげで今春から睡眠時間を増やせていて、日々の食事もこれまで以上に栄養に気を付けています」今後の可能性については、「まだまだ行けると思っています。昔は60歳っておばあちゃんのイメージでしたけど、今はそんなことないですからね。恩人である弓削田さんの記録も塗り替えたいと思っています(笑)」


現在発売中のランナーズ7月号では研究者が語る「心の壁」と題し、60代でサブスリーを達成した背景を心理面からも解説しています。

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ランナーズ6月号 4月22日発売!


練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」

1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。


春から実践! 速くなるダイエット×15

タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!

【特別インタビュー2本立て】

早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。



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