ニュース・記事
ランナーズonline
RUNNERS ONLINEウルトラマラソン元日本代表!走る産業医が語る「ランニングは企業を強くする!」
|
|
昨年の「さつきラン&ウォーク~企業対抗戦~」には1157社、1万2025人が参加しました。
100kmウルトラマラソン元日本代表で、産業医の清本芳史先生(43歳)は「企業がさつきラン&ウォークに取り組むことの意義は大きい」と語ります。
産業医の立場から推奨する2つの理由
①「うつ病の予防・軽減効果」
そもそもうつ病は、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」の分泌が欠乏することが一因です。
また、現在は15人にひとりが生涯で「うつ病」と診断された経験を持つ、と言われています。
企業にとって社員の休職や退職は、人的ダメージとなります。
国立精神・神経医療研究センターは、患者を含む1万1876人を対象にリスクと生活習慣との関係を調査しました。その結果、息が少し上がる早歩きなどの「中等度」運動を実施する人は、しない人と比べて発症する可能性が低いことが示されました。実際に、適度な運動の継続はセロトニンの分泌を促進することが分かっており、うつ病の補助療法のひとつとして運動療法が効果的とされています。
②「コミュニケーションの増加」
厚生労働省の調査によると、若年社員の主な退職理由で2番目に多いのは「人間関係がよくなかった」です。企業の今後を担う若年層の退職は、可能な限り防ぎたい課題です。
その点「さつきラン&ウォーク」に参加することで役職や年齢にかかわらず、同じイベントに参加しているという一体感が生まれ、コミュニケーションの増加が期待できます。最近ではコロナの影響で在宅勤務を行う企業が増えました。仕事以外の連絡がしにくく、業務外のコミュニケーションが減ったと感じている方もいらっしゃるでしょう。
「さつきラン&ウォーク」は会話のキッカケ作りとしても有効なのです。
清本芳史
株式会社スクウェア・エニックス 人事部健康推進室 統括産業医。日本産業衛生学会指導医。2008年100km世界選手権日本代表。フルマラソンの自己ベストは2時間24分40秒(17年福岡国際)。
「さつきラン&ウォーク2022 企業対抗戦」の企業エントリーは4月24日(日)まで。
社員の健康増進のために参加してみてはいかがでしょうか?
|
|
現在発売中のランナーズ5月号では過去に紹介した「走れば海馬が増える」のDATAや昨年参加した企業の声を紹介しています。
ランナーズ1月号 11月22日発売!
新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?
フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。
「マラソン大会の応援」は人を元気にする!
ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。
フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!
どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!
本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。