本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

【全ては敗北から始まる】100km世界記録保持者・風見尚さん

2022年1月26日

2021年の柴又100Kは大会新記録で優勝

2021年の柴又100Kは大会新記録で優勝


現在、100kmの世界記録を保持するのは男女とも日本人。男子は2018年のサロマ湖100kmウルトラマラソンを6時間9分14秒で優勝し、20年ぶりに世界記録を更新した風見尚さん(38歳)だ。2019年には日本人として初めてコムラッズマラソン※で3位入賞、昨年10月の柴又100Kでも大会新記録で優勝している。しかし、駒澤大学では箱根駅伝に出走できず、実業団も4年で退部になるなど「敗北の連続」だったという。そんな多くの敗北を乗り越え、世界記録保持者となった風見さんに話をきいた。

※南アフリカで開催される毎年2万人以上が参加する世界最大級のウルトラマラソン(約90km)


――昨年10月の柴又100Kでは大会新記録(6時間31分47秒)で優勝おめでとうございました。出身地東京での優勝でしたが、そもそも走り始めた理由を教えていただけますか。

「私が小さいころ、両親が居酒屋を経営していたんです。自宅から約3km離れた店まで毎日走っていたら、自然と脚が速くなって、小学校の校内マラソンで上位になりました。それで走るのが好きになって、中学で陸上部を選びました。中学では3000mで東京都ランキング1位になることができ、勧誘を受けて東京実業高校に進みました」

――順調なスタートですね。高校1年生でも5000m 15分0秒というタイムを出されています。

「当時の東京の高校生としては好記録だったので注目されました。でも、その後が辛かった。伸び盛りのはずなのに、高校3年の10月まで自己ベストが更新できませんでした。サボっていたわけではなく、チームでは常に練習を引っ張っていましたし、合宿でも他校の選手より速く走れていました。しかし、レースになるとガチガチに力んでしまい、後半失速してしまうんです。特に3年時の東京都高校駅伝は1区、2区が区間賞を取ったのに4区の自分がブレーキを起こした影響でチームは4位。全国に行けず非常に落ち込みました」

――卒業後は駒澤大学に進学されました。

「当時の駒大は黄金期で、同級生もインターハイ入賞者など強い選手がたくさん。入学時の走力は下の方でした。それでも毎日無我夢中で走っていると自己ベストを連発し、秋の府中ハーフを1時間4分台で走ることができて箱根駅伝の16人のメンバーに入れました。本戦は走れませんでしたが、『このままいけば上級生になったら箱根を走れる』と思いましたね」

――しかし、結局4年間箱根は出走できませんでした。

「2、3年生になるとやっぱり本番に弱い特徴が出てしまったんです。当時のチームはある程度の記録を出すと仙台ハーフなどのレースに派遣されて、そこでも結果を残すと駅伝に出られるというステップアップの方式があったのですが、私はよく大事なハーフで失敗していました。大八木(弘明)監督に『話にならない』と怒られたこともあります。最大のチャンスは4年生の時で、11月の府中ハーフでは学年トップになれたんです。コーチからは『アンカーの起用を予定している』と言われました。そのままいけば地元の東京を走れるのでうれしかったです。しかし、12月に行われた最終選考の20km走で3位に入ればいいところを5位になってしまい、結局外れてしまいました。この時もそうですが、大学時代は『失敗しないように』と消極的になってしまうレースが多かったです。高校時代と同じくメンタルの問題でした」


風見さんはその後、実業団を経て市民ランナーとしてウルトラマラソンに出場し、世界記録を樹立しました。それは学生、実業団時代の精神面の課題を克服したからだといいます。


インタビュー全文はランナーズ3月号に掲載しています。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ5月号 3月22日発売!


万国共通「走る力は生きる力」

3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。

40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー

今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。

世界のレジェンドたちに聞いた! 
加齢に打ち克つ究極の「My Training」

年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ