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腸腰筋を鍛えて現状打破! M高史考案「ジャパササイズ」
手に持っているイラストはM高史さん直筆 |
M高史さんは中学から陸上競技を始め、駒沢大学在学中は陸上競技部に所属。しかし1年生の時の怪我が原因で、選手として箱根駅伝に出場することを断念、マネージャーに転身した。大学卒業後に就職したのが、知的障がい者が入居する福祉施設だ。ここでの仕事が「腸腰筋」を鍛えることの重要性に気づくキッカケになったという。
――M高史さんが腸腰筋を鍛えることの原点は、駒沢大学卒業後に就職した福祉施設だと聞きました。
「はい、入居者の方々は外に行く機会が少なく、運動不足になっていることは否めませんでした。でも『運動をしてください』と直接的に言っても、身体を動かしてくれませんでした」
――解決策はあったのですか?
「ある日、僕が手脚を大きく動かしながら歌う歌手の物まねをすると、入居者の方々が大喜びして、僕と同じように身体を動かしてくれました。手脚を大きく動かすので、筋肉にも刺激が入る! この経験が頭にずっと残っていました」
――その話は腸腰筋と、どのように結びつくのでしょうか?
「僕は2012年に『エンタメの力でランニングや福祉の世界を盛り上げたい』『エンタメと福祉の力を融合させて、健康寿命の延伸に貢献したい』と考え、ものまねアスリート芸人として独立しました。それ以降も福祉施設への訪問を続けていました。この時に筑波大学の田中喜代次教授に指導いただきながら作ったのが、芸能人の物まねをしながら全身の筋肉に刺激を入れることを意図した『モノマネ体操』でした。ただ、モノマネ体操を外国人の前でした時に(日本人の芸能人だったため)全く通用しない……。そこで今度は日本の伝統文化の真似をしながら、全身の筋肉に刺激を入れる『ジャパササイズ』を作りました。たとえば力士がとる「四股」のポーズを真似ることで、お尻や股関節周辺の筋肉を鍛えることができる、といった具合です。腸腰筋を鍛えることで、ランニング中にしっかり脚が上がるので速く走ることができ、故障しにくい身体が作られることにつながる、と考えています。だから自分自身の現状打破をしたければ腸腰筋強化! それが僕のランナーとしてのモットーです」
M高史さん:
本名三上高史。職業「ものまねアスリート芸人」2011年に芸能界デビュー、川内優輝選手の「ソックリさん」として知名度が広がる。マラソンの自己ベストは2時間40分34秒。
M高史さん考案、腸腰筋をはじめとする全身の筋肉に刺激が入る「ジャパササイズ」は計5分! その全てをRUNNET channelで公開しています。
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