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金メダリストが語った「走る世界は健康で平和な喜び」 東京オリンピック
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写真:ロイター/アフロ |
8月7日(土)と8日(日)に東京オリンピックの男女マラソンが北海道札幌市で開催。8日の男子はケニアのエリウド・キプチョゲ選手(36歳)が五輪二連覇を果たし(2時間8分38秒)、日本勢は大迫傑選手(30歳)が6位に入賞しました(2時間10分41秒)。
レースは朝7時スタートで、太陽が出たり雲に隠れたりを繰り返す中、前半から大量に発汗している選手や、氷を入れた袋を首筋にあて続けている選手もいました。キプチョゲ選手は、30㎞以降にペースを上げてからも涼しい顔をしながら、他選手とは比較にならないほど大きなストライドで走っていました。
東京オリンピックを最後に引退表明している大迫選手は2015年、当時、英語が話せない状態でアメリカに拠点を移し、最近はケニアに長期滞在しての練習も行ってきたといいます。2年前のランナーズ取材では「日本で活躍する選手もいて、人それぞれのやり方があるわけですが、僕の中では日本に残るほうがリスクでした」「言葉の部分を含めて、大変なことは色々ありましたけど、それをひとつひとつクリアにしていったことは自信になりました」等と語り、今回のレース後のインタビューでは「100点満点の出来だった」「次の人が頑張れば、絶対に6番というところからメダル争いに絡めると思う」と話していました。
キプチョゲ選手は前回のリオ五輪で世界で初めて厚底シューズをはき、18年のベルリンマラソンでは2時間1分39秒の世界記録を樹立。その翌年に非公認レースで世界初のフルマラソン2時間切りとなる1時間59分40秒をマークしています。テレビ中継で紹介された同選手のコメントも印象深いものでした。
「夢は世界を、マラソンワールドにすること。走る世界は健康で平和な喜びの世界です」
東京オリンピック取材の内容は、8月20日発売のランナーズ10月号で詳報します(金哲彦さんの手記も掲載します)。
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