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【週刊ランナーズ】ランナーズ賞発表! 受賞者・君原健二さん(1964年東京五輪代表)の息子は、スポーツメーカーの2020年東京五輪担当

2019年11月22日

第32回ランナーズ賞(市民ランニング界の普及・発展に向けて有意義な活動をされている人、団体等に対して、その功績を讃える賞)が11月22日に発表され、2人のランナーと1企業が選出されました。

・君原健二さん(福岡・78歳)「今も走り続ける1964年東京五輪代表」
・西島美保子さん(福井・64歳)「64歳で東京パラリンピック代表候補の盲人ランナー」
・株式会社カネカ 「社内駅伝には世界中から3000人の社員が集まる」
※詳細は発売中の『ランナーズ1月号 』及びランナーズ財団 HPをご覧ください。

そのうちの一人、君原健二さんは、1964年の東京五輪(8位)をはじめ、68年メキシコシティ(銀メダル)、72年ミュンヘン(5位)と、3大会連続で五輪マラソンに出場したランナー。32歳で一線を退いた後も市民ランナーとして走り続け、75歳で出場した2016年のボストンマラソン(※)では、4時間53分14秒で完走しています。

その君原さんの次男・嘉朗さん(48歳)は、現在アシックス社の「2020東京オリンピック・パラリンピック室室長」を務めています。「父・君原健二」について話を聞くと「子どもの頃は父(健二さん)が嫌いでした」と語ってくれました。

「テレビはNHKしか見ちゃいけない、箸の持ち方に気をつけろとよく怒られました。それ以外では口数が少なくて、父が何を考えていのるかよくわからなかったんです」

そんな嘉朗さんが「父の見方が変わった」というのは、高校2年生の時。
「家族を1988年のソウル五輪観戦に連れて行ってくれたんです。10万人収容の競技場で五輪を見たときは、心が震えました。私は父が実業団を引退する2年前に生まれたので、父が五輪を走る姿は記憶にありませんが、ソウル五輪を見たことで、父はすごいレースを走ったんだな、もっとよく知りたい、と思うようになれたんです」

それから父・健二さんと時折一緒に走るようになったという嘉朗さん。大学3年生の時にはホノルルで初マラソン。健二さんに伴走してもらいながら、4時間44分44秒で完走。その後も6回フルマラソンを走っています。大学卒業後はアシックスに就職し、高橋尚子さんのウエアの商品企画、東京マラソンなどに携わり、2015年からは東京オリンピック・パラリンピックに関するまとめ役である現職に。

「父は『人生はよくマラソンに似ているといわれるけど、駅伝に似ている。先人たちから受け継いだタスキを、次の世代に渡す。今を生きてる私たちはその責任がある』と言っています。私も父から受け継いだタスキを、2020年東京五輪・パラリンピック大会を通じて、自分の子供たち含めて次の世代の人たちにつないでいきたいですね」

※ボストンマラソンは、優勝した選手を50年後に招待する取り組みを行っている(君原さんは1966年大会で優勝)

(ランナーズ編集部)

現在の君原さん。現在も約6km、週3回は走るという。マラソン完走は74回。生涯走行距離は地球4周分を超える18万kmを超える

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健二さんが75歳で完走したボストンマラソンには、嘉朗さんも、お子さんと現地まで応援に駆けつけた

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