本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

研究者が語るハーフマラソン【理論編】 ハーフは「スピード」で決まる

2025年6月25日


発売中のランナーズ8月号では「今ハーフマラソンが熱い!」を特集しています。ハーフマラソンの記録を伸ばす方法について、研究者の髙山史徳さん(35歳)が科学的エビデンスや自身の取り組み経験から【理論編】と【実践編】に分けて持論を語ります。

文/髙山史徳(フルマラソン自己ベスト2時間46分)


********


フルマラソンと比べると、ハーフマラソンは距離が半分というだけでなく、レースで問われる能力も変わってきます。

詳しく説明しましょう。フルは、自分が出せる絶対的なスピードに加えて、それをどれだけ長く、崩れずに保ち続けられるかが鍵になります。この崩れにくさは、スポーツ科学では「Durability(耐久性)」と呼ばれています。たとえば、最大酸素摂取量やランニングエコノミーといった走力に深く関わる生理学的要因は、距離を重ねる中で少しずつ落ちていくことがわかっています。こうした走るほどに削られていく力を、どこまで保ち続けられるかが鍵となり、それを高める手段の1つとして、ロング走のような長時間の刺激が有効だと考えられています。

一方、ハーフは、Durabilityが大幅に削られる前にゴールできます。したがって、より求められるのは絶対的なスピードそのもの。なお、ここで言う「スピード」とは、100mのような一瞬の速さではなく、10〜15分ほどのあいだ高い強度を維持できるようなものです。

実際、スピードがハーフの記録と強く関係していることを示した研究(※1)もあります。この研究では、23人の男性ランナーの協力を得て、12分間走の結果と、実験室での最大酸素摂取量などを含むテストの結果が、ハーフマラソンのタイムとどれだけ関係しているかが比べられています。結果は、12分間走で走れた距離が、実験室テストよりもタイムを推定できたというものでした。つまり、10分少々の短時間において、どれだけ速く走れるかが、ハーフの結果に大きく関わるということです。研究によって導かれた推定式は、以下の通りです。
ハーフマラソン推定タイム(分)=201.26 − 0.03433 × 12分間で走れた距離(m)

極端に言うと「スピードさえあれば何とかなる」のがハーフです。実際、フルのタイムのわりに、ハーフが速いランナーは、「自分はスピード型」と感じている方も多いはずです。


※1
Alvero-Cruz, J. R., Carnero, E. A., Giráldez García, M. A., Alacid, F., Rosemann, T., Nikolaidis, P. T., & Knechtle, B. (2019). Cooper Test Provides Better Half-Marathon Performance Prediction in Recreational Runners Than Laboratory Tests. Frontiers in physiology, 10, 1349. https://doi.org/10.3389/fphys.2019.01349



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ5月号 3月19日発売!


世界のサブスリー・サブフォー達成法

2月22日の大阪マラソン、3月1日の東京マラソンのゴール地点で、サブスリーとサブフォーを達成した海外ランナー計49人にインタビューし、それぞれの秘訣や重視するトレーニングを聞きました。取材結果から見えた日本の達成者との違いを紹介します。

一流ビジネスパーソンはなぜ 朝走るのか?

一流ビジネスパーソンに「朝ラン」を習慣とする人は多く、本誌連載「トップランナーのビジネス×ランニング」に過去登場した32人のうち19人が「朝走っている」と語っています。
朝ランが仕事にもたらす好影響や習慣化のコツを、セルソース株式会社をともに創業した山川雅之さんと裙本理人さんらに聞きました。朝ランに挑戦してみたい人はもちろん、現在朝ランをしている人も「共感!」の内容です。

ジャパンプレミアハーフシリーズ 申込7000人突破!
『孤独のラン』~名古屋シティマラソン編~

国内の主要ハーフマラソン6大会が連携したジャパンプレミアハーフシリーズ(JPHS)は3月8日に第2戦となる名古屋シティマラソンが開催されました。9日時点でシリーズエントリーは7475人と7000人を突破。大好評の当社58歳男性社員によるJPHSひとり転戦記『孤独のラン』をはじめ、3つの企画をお届けします。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ