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がん手術から約2年半、長江さんが福岡国際マラソンで復活の2時間29分22秒!
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中央左が長江さん |
現在、ランナーズ+inチーム「もっと加齢に打ち克つ会」コーチを務めている長江隆行さん(51歳)が、12月3日の福岡国際マラソンで2時間29分22秒を記録しました。長江さんは43歳で出した2時間23分29秒が自己ベストですが、49歳の時に大腸がんを罹患し、2021年7月に手術。それから約2年半後の今回のレースで、手術後から目標としていた2時間30分切りを果たしました。復活に向けた取り組みを綴っていただきました。
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12月3日福岡国際マラソンでは、2021年2月のびわ湖毎日マラソン以来の2時間半切りになりました。
その間、ステージ3bの大腸がんの手術、抗がん剤治療を経て、更に年齢も49歳から51歳と上がり、今後は加齢に打ち克たないと記録は出せないと感じていました。
今回福岡国際マラソンで2時間半を切ることができて本当に嬉しいと共にホットしています。お世話になった方々と全国の闘病中の方々に報告ができたことが一番良かったです。
手術から約1年後だった昨年8月の北海道マラソンでは2時間42分で走り、いわゆる復活を果たしましたが、私の中でやはり2時間半を切ることが本当の復活だと考えていたので、今回無事に達成できて本当に良かったと思っています。
今回闘病から復活するにあたり、避けては通れないことがありました。
抗がん剤治療の後遺症です。
抗がん剤はさまざまな薬があると同時に、同じ薬でも副作用や後遺症等が人それぞれ違ってきます。私は、その後遺症として手足がとても冷えやすくなったのと手足の痺れがありました。これは数カ月で治ると言われましたが、2年経った今も足の指は痺れています。手の指先もです。
当初は足首周辺から痺れていたので、足裏の感覚が全くありませんでした。
例えで言うと足裏のマメがわからない程度です。手で触って初めてマメができていることがわかりました。
手足の冷えに関してはグローブを付けたり、雨の日はビニール手袋とグローブを同時に付けたりして何とか凌げたのですが、手足の痺れは走る時にとても苦労しました。まず、つま先を上に動かす動作がしにくくなり、例えばトラックでスピードを出すとつま先が地面に引っかかり転んでしまいそうになったことが多かったです。極端に言うと正座をして足が痺れてその後立った時の感覚です。
そこで、股関節を上手くコントロールしてカバーできないかと考えて、股関節のストレッチで可動域を広げて、更に動かし方を試してみたり等、少なくとも股関節に意識を向けることに徹しました。
また、もちろん追い込む練習はできないので、8割程度のキツさの練習をひたすら繰り返しました。その練習を助けてくれたのが、練習会で自分がペーサーとなって引っ張ることでした。
「Team M×K」等の練習会でペーサーをさせて頂くことにより、股関節を意識しながら余裕のある一定ペースの動きに磨きをかけることができ、次第に足の痺れが和らいでくると同時に走力も戻ってくるようになりました。
先述したように今では足の指先と手の指先に痺れがあるくらいですが、実はこの他にも原因は分りませんが明らかに抗がん剤を行なったことによりおかしくなった身体の症状が少なからずあります。
とはいえ、以上の経緯により次第には走れるようになり今回の結果に繋がって本当に良かったと思っています。
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長江さんがコーチを務める「+inチームもっと加齢に打ち克つ会」にご興味をお持ちになった方は、以下より詳細をご覧ください。
⇒ https://runnet.jp/runners/inteam/
毎週のメルマガ配信以外にも、12月14日午後7時からは長江さんとサブスリー医師の北原拓也先生による「理論と実践で語る、加齢に打ち克つ対談」を会員限定でLIVE配信予定です。
また、1月6日の西東京30Kにご参加いただく+inチーム会員の方は、会場で長江さんのリアル講義を受けることが可能です。
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