ニュース・記事
ランナーズonline
【ランニングは最高のアンチエイジング 33】1分間で身体が変わる! ちょっとだけスピードラン
|
ミトコンドリアは速筋線維よりも遅筋線維に多く含まれています。
そのためジョグのような有酸素運動中心のトレーニングで増やすことができます。
しかし、そればかりだと、最初は増加していっても、そのうち頭打ちになってしまいます。
そこで提案したいのは、速筋線維のミトコンドリアを増やすトレーニングです。
フルマラソンで主に使われるのは遅筋線維ですが、それだけでは42.195kmは走り切れません。
30kmを過ぎてからのように、遅筋線維が疲労すると、身体は速筋線維も動員するのです。
では具体的に何をすればよいのか?
速筋線維が動員されるスピード、つまりフルマラソンのレースペース以上のスピードで走ることです。
といっても、1000mを何本も全力で走るようなきついトレーニングを行う必要はありません。
ある研究によると、全力に近いペースで1分程度のランニングを数回、これを定期的に繰り返すことで、速筋線維(正確には中間筋線維と呼ばれている、遅筋線維的な性質を持つ速筋線維)のミトコンドリアが増えるというデータがあります。
ジョグしているときでも、調子がよいと感じたら、少しだけフルマラソンより速いペースで走ってみてください。
ほとんどジョグしかしていないランナーほど、ミトコンドリアを増やし、タイムを伸ばせる余地も大いにあります。
ところでミトコンドリアが増えると、体内の乳酸濃度は低くなります。
乳酸は糖をエネルギーに変えた際に生成されるものですが、ミトコンドリアが増えると脂肪を使う比率が高まり、乳酸が出にくくなります。
なおかつ、乳酸自体もミトコンドリアで使われやすくなるため、結果として体内の乳酸濃度は下がるのです。
※月刊ランナーズより抜粋
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ11月号 9月22日発売!
100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力
ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?
短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」
今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。
現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策
今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。