ニュース・記事
ランナーズonline
香港マラソンで日本の商社マンが2位 「ラスト100mで100万円が逃げていきました(笑)」
右が城武さん。虎視眈々とラストスパートのタイミングを狙われているような…… |
10月末から金沢、ぐんま、富山、下関、富士山と都市型マラソン大会が続々開催されていますが、海外でも大会が復活しています。香港で暮らす日本の総合商社勤務の城武雅さん(42歳)から10月24日に開催された、香港マラソンの出走記が届きました(結果は2位)。
私は現在仕事で香港に滞在しています。10月24日、コロナ禍で延期されていた香港マラソンが2年半ぶりに開催され、出場してきました。久々の大きな大会ということで気合を入れて臨み、地元ランナーと先頭を争う展開に。37km過ぎからのスパートで一時は優勝(賞金約170万円)を掴みかけていたものの、ラスト100mで逆転を許してしまい、2時間31分14秒で1位と4秒差の準優勝。賞金約68万円の獲得は非常にうれしかったものの、目の前で100万円が逃げていきました(笑)。
コースは4~36kmが高速道路上を走るためアップダウンの連続で、コース上からは香港の大都会だけでなく、山々、海といった自然を見ながら走ることができます。ゴールが近づくと繁華街の中心を走り、一番キツいところで沿道から「加油!(頑張れ)」という声援をもらえて力になりました。
例年はアフリカの選手が参加して優勝タイムは2時間10分前後という高いレベルですが、今年は香港入境時の厳しい隔離条件により海外選手はゼロ(そのため賞金も例年より減額)。海外選手がいないなら自分にもチャンスが。海外選手がいないなら自己ベスト2時間19 分の自分にもチャンスがある、と優勝を狙うことを決意。香港の夏は長く高温多湿(夜でも30℃)で厳しい環境ですが、20~30kmペース走などを重ね、9月は800km以上走って準備してきました。
優勝は逃したものの、香港のランナーによる初めての男子優勝者ということで大会は大いに盛り上がり、私もゴール直前まで大接戦を演じたことで地元メディアに大きく取り上げてもらったおかげで、お金で買えない経験ができました。また、香港ではレベルが高いランナーが多い日本人の練習にも興味があるようで、レース後はたくさんの人から声を掛けられるようになり、SNSの知人が300人増えました。しばらく練習相手には困らなそうです(笑)。
現在発売中のランナーズ1月号では城武さんの出走記をはじめ、海外の都市マラソン、主催者事情について掲載しています。
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ10月号 8月21日発売!
速く、長く走り続けたいランナーのための
「超若返りトレーニング」
加齢によって走力が落ちたり長い距離が走れなくなってくるのは自然の摂理。とはいえ、工夫によって走力をキープ、あるいは向上させることは不可能ではありません。今号では「最大酸素摂取量」や「筋力」「ミトコンドリア」といった点から、どのようなトレーニングをすれば加齢の影響を抑えられるのか、科学的根拠も踏まえた「超若返りトレーニング」を紹介します。
大会新時代がやってくる!
新企画を打ち出す大会や新しいシリーズがスタートするなど、マラソン界には新しい話題が盛りだくさん。皆さんの大会選びの参考にもなる2026年1〜3月開催大会のトピックスを集めました。進化する大会を走りましょう!
100日間でサブフォー達成!
31日~60日目の目標は「超本気の5kmタイムトライアル」
今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「31~ 60日目の頑張りトレーニング」を解説します。
猪瀬コーチとclub MY☆STAR代表・岩本能史さんがサブフォー達成に適したペース戦略について語り合った「ネガティブスプリットで25kmから『抜きっぱなし天国』」も必読です。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。