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ニュース・記事

ランナーズonline Premiun

全天候型の練習環境・ジムランで速くなる時代、到来!(全4ページ/4ページ目)

2026年10月21日

私の24時間ジム活用法

現在「ブーム」となっている24時間営業のジム。どんな時間でも自身のベースで利用できるこのジムを走力アップに活用しているランナーを紹介します。


会社の昼休みに24時間ジムへGO!
中野哲也さん(愛知・55歳)

大学まで陸上をしていましたが信号で止まることが好きではなく、夜に公園に行くのも暗くて危なかったため、就職後は帰宅途中で総合型スポーツクラブに寄るようになりました。30km走をトレッドミルで実施すると一定のペースで走る感覚やメンタル面も鍛えられ、41歳の時には2時間24分15秒の自己ベストを出すことができました。

24時間ジムを使うようになったのは出張の多い部署に移った6〜7年前。会員になれば全国どこの店舗でも利用できるので、まずジムの位置を確認し、近くのホテルに宿泊することが増えました。隙間時間でも使えるので、例えば京都で美術館巡りをした時、その合間にもジムに寄るなど、店舗巡りも楽しみの一つになっています。

主に実施するのはトレッドミルでのランニング(8〜10km程度のジョギングや1km×5本、3km×3本などのスピード走)やバイク(30分間走や1分ダッシュ×10本)など。走力アップのため週2回スピード走をしたいのですが、加齢によって故障が増えてきたので週1回は屋外走かトレッドミル、週1回はバイクのインターバルで追い込むようにしています。
昨年からは会社の隣に別の24時間ジムができたのでそちらにも入会し、昼休みにトレッドミルで走ることも始めました。スマホでドラマを1.5倍速にして流しながら走ると30分間(約8km)もあっという間に過ぎます。昼ジム生活を始めてからランチの食事量が減ったこともあって、体重は2kg減。2月の犬山ハーフマラソンでは1時間12分45秒と、55歳以上のマスターズ日本記録より速いタイムで走ることができました。
今年の目標は12月の防府マラソンでの2時間30分切り。ジム活用を続け、ぜひ達成したいと思っています。


仕事帰りに週4回 月間180km維持
松木真奈美さん(徳島・51歳)

元々スポーツジムで走り始めましたが、外の練習会に参加するようになって退会。その後、コロナ禍で練習会が休止し、走行距離が減少していた2021年、職場の近くに24時間ジムができたので入会しました。以来、週4回は仕事帰りの午後6時から利用しています。
ジムでは筋トレ4種類を20分間で行い、その後トレッドミルで10km走ります。家では億劫に感じて筋トレをしないのに、ジムだとできるのが不思議です。走る時はスマホでドラマを映しながら走っています。「今日はしんどい」という日でも、ドラマの続きが気になって走ってしまいます(笑)。
室内は夏でも涼しいので走行距離を落とさず月180km程度走れ、その成果が出たのか今年2月の愛媛、3月のとくしまでもお互いにサブフォーできました。
車通勤なので、ジムに寄ってから帰ると帰宅ラッシュを避けられる、予約不要でいつでもスタジオのバーチャルレッスンを受けられる、というのもメリットだと感じています。


週2回約1時間かけてみっちり筋トレ
星敬さん(東京・60歳)

2011年の東京マラソン当選をキッカケに走り出し、18年ごろに悪天候時のランニングや通勤ラン(出勤時)のシャワーと着替えのために24時間ジムに加入しました。特に夏場は朝5時過ぎに自宅を出て、6時30分ごろ通勤経路にあるジムに到着、シャワーを浴びて会社に行くという生活をしており、その走り込み効果か20年の別府大分マラソンでは大幅自己ベストとなる2時間54分27秒で走ることができました。

その後コロナ禍で一度退会しましたが、昨年再度入会。現在は週2回程度、夕方約1時間かけてレッグエクステンションやレッグプレスなどマシンを使った脚中心の自己流筋トレ10種目と、アップとダウンとしてクロストレーナー10〜15分を実施しています。
24時間ジムであれば、自分の生活に合わせていつでも利用できるのがメリットです。ここ2〜3年は走っているだけでは筋力維持ができずに故障や不調が続いていましたが、筋トレによって不調が改善されてきました。今は還暦サブスリーが目標です。


新型ジムで高地トレーニングが身近に 39歳・M高史さんが語る「低酸素トレのおかげで現状打破!」


M高史さん

紀州口熊野マラソンで11年ぶり自己ベスト!


ここ数年、「低酸素トレーニング」ができるジムも続々誕生し、市民ランナーにも以前より身近になっています。昨年から自身の練習に取り入れ、2月の紀州口熊野マラソンで11年ぶりの自己ベスト(2時間39分18秒)を出したM高史さん(39歳)にその効果を語っていただきました。


「僕が低酸素トレーニングを始めたのは昨年11月からです。知人からの紹介もあって、『PEAK FIT』のアンバサダーとなり、高強度トレーニングで利用するようになりました。すると自分の走りがどんどん変わってくる実感があり、今年に入ってフルマラソンで11年ぶり自己ベスト(2時間39分18秒)、1km走でも約20年ぶり自己ベスト(2分45秒)、3kmでは前年より30秒短縮(9分15秒)と40歳を前にして『成長期』と言えるほど記録が伸びてきました。

低酸素ルームの設定されている標高は2500mほど。この中でトレッドミルに乗り、ウォーミングアップ後に100〜200mダッシュ×2本、それから1km走を行います。この1km走はキロ2分55秒で追い込みます。そして間を空けずに傾斜6%にして時速10kmで30分走るという『ガチユル走』的メニューをこなします。低酸素下では発汗量が多く、追い込んでいる時は腕や脚がしびれてくるのでかなりキツいです。でも、それだけに短時間でも大きな効果があるのではないかと思います。
このトレーニングを行っているのは週1回程度ですが、それでも心肺機能が強くなり、外を走る際に上り坂でもあまり心拍数が上がらなくなりました。トレッドミルではバタバタした走り方だとスピードに乗れないので、フォームが良くなったといわれることも増えました。

先に述べたようにレースでも自己ベストを連発し、1年前の自分からは考えられなかったほど走力が高まりました。もちろん自分でやっている峠走など他のトレーニング効果もありますが、低酸素の影響が非常に大きいと思います。
現在の目標は11月の激坂王決定戦(※)で現役の大学生ランナーに1人でも先着すること。元々才能のなかった自分が工夫することによって記録を伸ばす姿を学生や市民ランナーの方々など、いろいろな人にお見せしたいと思っています。
※箱根で開催される13.5kmの上り坂レース。多数の強豪大学選手も出場する。


編集長・行場はジム歴11年「100km世界2位もマラソン自己ベストもジムランのおかげ」

本誌の編集長・行場も2013年からジムランを継続。導入後に3km〜100kmまで全種目で自己ベストを更新しています。


私がジム利用を始めたのは、新聞社に勤務していた13年。当時は兵庫県に住んでいたが、自分の練習時間(早朝か勤務後の夜)だと、スピード走をできる場所があまりなく、練習のレパートリーの少なさに行き詰まりを覚えていた。そんな時に、上述の中野さんのブログを読み、「ジムならば営業時間中いつでもスピード走ができるのでは」と、取材先の近かった宝塚市のジムに入会した。

そこでは週1〜2回程度、5kmペース走(時速18km・傾斜2%)を行うのが主な練習メニュー。携帯電話を手元に置いて走れること(事件が起きたら呼び出しがあった)やどんな天候でも練習ができること、屋外のスピード走よりも軽い気持ち(緊張しない)で行えることをメリットに感じた。そして舗装路を走るよりも脚のダメージが少ないので、これまでよりも高強度練習の頻度を増やしても故障せずに練習を継続でき、入会から約半年で3km、5km、フルマラソンの自己ベストを更新。特にフルマラソンは他の時期よりも過酷な8月の北海道マラソンだったが、涼しいジムで40分ペース走などの練習を積んだことで、ベストを2分以上短縮できた。

これによって「ジムさえあれば競技場を使わなくても走力アップできる」と考えるようになり、以後は転居のたびに近くにジムがあるかチェック。時には「トレッドミルは時速何キロまで出せますか?」と電話で尋ねていたこともあった。

14年にアールビーズに転職してからは帰宅ランの途中でジムに寄ってトレッドミル走をプラスするなどいろいろな使用法を模索。18年に100km世界選手権で2位に入った時もレースが9月だったので夏場のポイント練習はほぼジムでこなし、マラソンのベスト(2時間16分55秒)を出した21年びわ湖マラソン前も多くのスピード走をトレッドミルで行った。

現在もほぼ毎日24時間ジムを使っており、活用例を挙げると「昼休み10kmジョギング(うち3kmトレッドミル)、夜10kmジョギング(うち3kmトレッドミル)」のように、屋外ジョギングの途中にトレッドミル走を挟む形にしている(利用するジムは土足OK)。
ジョギングの途中でトレッドミルを挟むと気分がリセットされて、メンタルが疲れないと感じているからだ。ポイント練習もジムで行っており、P33に書いた(4分ハーフマラソンベース+4分速めジョギングペース)×2セットの変化走が気に入っている。何時からでも可能なので、時には23時以降にこの練習をすることもある。

実は22年度はジムランの頻度を減らし、スピード走もロードで行うようにしたのだが、故障が増えてしまってシーズンベストは2時間21分55秒と前年より3分ダウン。23年秋からトレッドミル主体に戻したところ、12月から4レース連続で2時間20分を切って3月の東京では2時間18分10秒のセカンドベストを出すことができ、その効果を再認識した。
ジムランを始めてみたい人、すでに行っている人はぜひ本特集を参考にしてもらいたい。









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