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「走るZ世代」増加中(全8ページ/4ページ目)

2026年9月03日

コミュニティーで集まる仲間たち

COMMUNITY
ランニングが新しい仲間を連れてくる ─ 3RUNNING CLUB

走ることをきっかけに仲間ができる。コロナ禍でリアルな交流が限られた世代にとって、ランニングコミュニティは新しい居場所になっている。

土曜の朝8時、代々木上原の裏路地。コーヒーの香りが漂うカフェの店先に、若者たちが集まってくる。「ミズキです。出身は北海道。8月にフルマラソンに挑戦します」「ヒロミです。ここへはミズキに誘われて参加しました」
初顔合わせの面々で軽く自己紹介を済ませると、代々木公園へ走り出す。最近参加した練習会のこと、趣味のこと、仕事のことを話しながら公園をゆっくり一周し、カフェへ戻る。時間は30分ほど。ITエンジニア、航空会社CA、パーソナルトレーナー、カメラマン、アパレル関係者……この朝集まったメンバーの職業はさまざま。普段なら接点のない人たちが、土曜の朝に、走ることを通じて顔を合わせる。


きっかけは、ジャスティン・ビーバー

コミュニティを立ち上げたのは、元サッカー選手の渡邉尚樹さん(25歳)。きっかけは皇居ランで偶然ジャスティン・ビーバーと遭遇したことだった。「宝くじ1等が3回連続で当たるくらいの確率」と聞いた渡邉さんは、「何をやっても成功するんじゃないか」と引退後の活動プランとして温めていたランニングコミュニティを立ち上げた。
参加者の一人、ミズキさん(26歳)は渡邉さんに誘われ、半年前にランニングを始めた。やがて運営スタッフとして活動するようになり、いまはランニング中の動画撮影や編集、SNSでの発信も担当している。
「他のイベントにも誘ってもらって、そこでもつながりが増えるんです。さらに別のコミュニティにも誘ってもらったりしているうちに、楽しいってなっちゃって」
気づけば複数のコミュニティの常連になっていた。
「普段会わない人と会えるので、交流が広がっていくこと自体が楽しい。みんなに会うために1週間頑張れるみたいな感じです」
大会デビューは意気投合したメンバーと出場する北海道マラソン。その後には湘南国際マラソンにも挑戦する予定だ。


コロナ世代の新しいコミュニティ

ITエンジニアとして働くヒロミさん(25歳)は大学3年のとき、新型コロナウイルスを経験した。
「授業はすべてオンラインで、サークル活動とか大学生らしいキャンパスライフはまったく送れませんでした」
社会人4年目となり仕事に慣れてきたと同時に職場以外の世界が全くないことに気づき、このコミュニティに参加した。
「知り合いが一人いるだけで、参加のハードルはすごく下がります。会話しながら走って、カフェで交流するのは、できなかった大学のサークル活動をやり直している気分です」
ランニングは人と人をつなぐきっかけ。その先に、新しい仲間との出会いが待っている。


3RUNNING CLUB

2026年設立。「走って、整えて、また進むための朝。」をコンセプトに都内の色々なカフェを拠点に活動するランニングコミュニティ。隔週土曜朝、毎回違うカフェに集合。「カフェ→公園→カフェ」という流れで活動する。招待制で、参加費はなくカフェでの飲食代のみ。


渡邉尚樹 さん

渡邉尚樹
広告会社勤務。JFLのクラブでサッカー選手としてプレーを経験。25年社会人チーム「SHIBUYA CITY FC」を引退後3RUNNING CLUBを設立。



4割弱がコミュニティに参加

・所属していない 64.2%
・特定グループに所属 18.7%
・興味のあるイベントに単発参加 9.5%
・複数グループに所属 7.6%
コミュニティ参加者が4割近くにのぼる。必要に応じてランナー同士でつながることを大切にしている。


アンケート自由回答より:
・レースに出るきっかけも、続ける理由も友人からもらいました。
・ハーフに一緒に出ようと誘われたことがきっかけ。
・ランニングを通じて世代関係なく、たくさんの人と繋がることができました。
・人脈が広がり、友人からいろんな大会に招待された。







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