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生駒ボルダーを走る岡田さん(左端)と上野さん(右端)
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「私には走力を保つためのマイルールがあるんです」。
3月末、関西ランナーの聖地と言われる「生駒ボルダー」を実走取材中、案内してくれたミズノランニングクラブ(MRC)関西リーダーの岡田夏来さん(53歳)がこう話してくれました。岡田さんは自己ベストが2000年に出した2時間26分53秒で、今年の東京マラソンでも2時間49分29秒で走っているランナー。
いくつかあるというマイルールのうち、3つを挙げると、
①雨の日でも気にせず走る
いったん濡れてしまえば気にならないし、晴れていても汗はかくから同じ。普段よりも呼吸は楽に感じる。そして何よりライバルのランナーに差をつけるチャンス!
②レースでも練習でも走るときは必ず足音を気にする
脚には体重の3倍の衝撃がかかるというが、1歩1歩衝撃を抑えるように走れば2.5倍になるかもしれない。その衝撃を抑えるための目安が、足音を小さくできているかどうか。この積み重ねがフルマラソンでも30㎞以降に出てくる。
③ポイント練習は1~1.5㎞の周回コースで
周回コースであれば距離とペースがつかみやすい。調子がいいときは時計を見なくてもキロあたり1~2秒の誤差で走ることができるので、好調かどうかの目安にもなる。
また、同じく同行してくれた篠山マラソンなどで優勝経験のある上野映子さん(41歳)は「お腹が空いているときは走らない」がマイルール。その理由は、
「お腹が減って途中で走れなくなり、距離が減ってはもったいない。それよりもお腹を満たして走れば『もうちょっと身体を軽くしよう』と予定の距離より延びる場合が多い」
だとか。どちらもさすがサブスリーランナーというこだわりの内容でした。ランナーズ6月号(4月22日発売)には、岡田さんや上野さんが練習へのこだわりを話し合う「寝ても覚めてもサブスリーin生駒ボルダー」を掲載します。
ちなみに、私のマイルールは「ジョギングでもラスト1㎞は必ず3分40秒以内にペースアップする」です。
(ランナーズ編集部 行場)
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ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
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1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
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