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ライバルに差をつけろ!年末年始は学びのチャンス?!
~あなたのランニング知識チェック~

2017年12月22日

2017年も残すところ、あと1週間程になりました。中には「年末年始は1月8日(成人の日)まで長期休暇!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。せっかくの長期休暇が寝正月で終わるのは"もったいない"!
普段は仕事が忙しく、走る時間をとるだけで精一杯という方も、長期休暇こそ、ランニング知識を改めて学ぶチャンスです。本日は、ランナーズマイスター養成講座テキストBOOKより、ランニング知識クイズです。

回答・解説はページの下部にあります!


<初級編>

Q1 ~陸上競技のルール~ (難易度:★☆☆☆)
日本陸上競技連盟競技規則では、公認コース(日本陸連登録済みのランナーが、陸協または陸連主催の大会で完走すれば、公認記録として認められるコース)の条件を定めています。次のうち、フルマラソンの公認コースの規定で正しくないものはどれでしょう。

1.コースの長さの誤差は±42m以下
2.スタートとゴールの2点間の直線距離は21.0975km以下
3.スタートとフィニッシュの 2 点間の標高差は 42m 以下


Q2. ~栄養学~ (難易度:★★☆☆)
体内で酸素の運搬役を務める鉄分は貧血防止やスタミナの持続のために重要な役割を担っています。一方で発汗等から排出しやすく、ランナーに不足しがちな栄養素でもあります。次の食材について、鉄分の含有量が少ない順に正しく並んでいるものはどれでしょう。

A:ほうれん草(50g) B:納豆(1パック40g) 
C:あさりの水煮缶(30g) D:豚レバー(50g)

1.A→B→C→D
2.B→C→A→D
3.A→B→D→C
4.B→C→A→D


<中級編>

Q3. ~運動生理学~ (難易度:★★★☆)
最大酸素摂取量・酸素摂取量の説明として、次のうち正しくないものはどれでしょう。

1.マラソンを走りきるために必要な酸素摂取量は、体重(kg)×0.4(mℓ)×42195(m)で求められる
2.継続してランニングを行っていても加齢に伴い、最大酸素摂取量は低下していく
3.最大酸素摂取量が高いほど、マラソンを速く走れる可能性が高まる
4.日本人とケニア人のトップランナーでは最大酸素摂取量の平均を比べても大きな差はない

最大酸素摂取量(VO2max)とは、1分間に体内に取り込むことのできる最大の酸素量です。この値が大きいほど、心肺機能の能力が高いと言えます。



Q4. ~運動生理学~ (難易度:★★★☆)
有酸素運動の特徴として以下のうち、正しくないものはどれでしょう。

1.乳酸が蓄積することのない低強度の運動のため、無理なく運動を持続できる
2.生活習慣病の厄介因子である脂肪をエネルギー源として利用できる
3.体重が負荷となり、下半身を中心とした全身運動である
4.ウォーキングより、同速度でもランニングなどの有酸素運度を行うことで酸素の摂取量が多くなり、脂肪の燃焼効果が高まる

有酸素運動とは、酸素を利用しない無酸素性運動に対して、酸素を使ってブドウ糖や脂肪を分解し、生み出されたエネルギーを利用して行う運動のことです。



<回答・解説>

Q1 正解:1
コースの長さは競技距離より短いと公認記録として認められません。そのため、正しくは「コースの長さの誤差は+42m以下」でした。

Q2 正解:3
もっとも鉄分の含有量が多い「あさりの水煮缶(30g)」には8.9mgの鉄分が含まれています。さらに、あさりは「非へム鉄」より鉄としての吸収率が高い「ヘム鉄」が多く含まれている食品です。

Q3 正解:1
マラソンを走りきるために必要な酸素摂取量を求める計算式は、正しくは「体重(kg)× 0.2 (ml ×42195(m)」です。この0.2(mℓ)とは、体重1kgあたり、1m走るために必要な酸素量を指しています。ぜひ、あなたの数値も計算してみましょう。

Q4 正解:3
最後はひっかけ問題。「体重が負荷となり、下半身を中心とした全身運動」と聞くとランナーの皆さんはランニングをイメージされたのではないでしょうか。こちらの説明は、無酸素運動にも同じことが言えます。陸上の短距離走やスクワットなどのウエイトトレーニングも「体重が負荷となり、下半身を中心とした全身運動」です。




以上、みなさんは4問中何問正解できましたか?
2018年に向けて正しい知識を学び、一段レベルアップした効果的なトレーニング方法、効率的なランニングフォームを身に付けましょう。

ランナーズマイスター養成講座 とは、「仲間にランニングを正しく伝えたい」「ランニングの輪を広げたい」「自分のランキャリアを役に立てたい」というようなランナーの声にお応えして始まった市民ランナーのリーダー・指導者を養成する講座です。
2014年4月より開講し、ランニングの基礎・基本を学び、市民ランナーが楽しく長く走り続けるサポートをしています。
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