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世界初!スローランニングが脳に与える効果を解明 歩くような速度でも10分で認知機能が向上
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ゆっくりのランニングでも脳の認知機能は向上する(写真/小野口健太) |
筑波大学で脳とランニングの関係を研究している征矢英昭客員教授らの研究グループが、歩くような速度で走る「スローランニング」でも脳の認知機能が向上することを発表しました。
ランニングが脳に好影響を与えることは、これまでも本誌に限らず多くの記事や書籍などで紹介されてきました。しかし、ランニング中に脳でどのような反応が起きているのか、脳の活動を直接モニタリングした研究はほとんどありませんでした。
研究グループは2021年、頭皮の上から近赤外線を当てて脳への血流変化を測る「機能的近赤外分光分析法(fNIRS)」を用いて脳内の活動を解析し、10分間の中強度のランニング(ややきつめ)が前頭前野を活性化させると報告しました。そして、今年7月には、歩くような速度(時速3~6km)の「スローランニング」を10分行うことで、認知機能(集中力や判断力など)と覚醒度がともに高まることを発表しました。
ランニング中の脳活動を直接解析した研究は征矢客員教授のグループが世界初で、今回はその研究をスローランニングに広げたものです。研究グループは「体力に自信のない人や運動が苦手な人を含め、幅広い人々が安全に心身と脳機能を増進させる運動戦略として、スローランニングの有用性を示すもの」と解説しています。
ランナーズ9月号ではかつて本誌に掲載した征矢教授による「ランニングとビジネス脳」の特集を、今回の最新研究を反映した内容にアップデートしてプレイバック企画として再掲しました。記事は「ランナーズONLINEプレミアム」でも閲覧できます。ぜひご覧ください。
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