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専修大学長は自己ベスト2時間52分 学長室にランニングシューズ4足常備
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専修大学・馬塲杉夫学長のフルマラソン自己ベストは2時間52分6秒(写真/軍記ひろし) |
月刊ランナーズで好評連載中の「トップランナーのビジネス×ランニング」。企業の経営者や組織のトップに立つ人にランニング実践者は多く、そんな “トップランナー” にとって走ることはビジネスにどんな影響を与えているのかをインタビューする連載です。発売中の6月号に登場するのは、神奈川県の生田と東京の神田にキャンパスをおく専修大学の学長、馬塲杉夫さんです。学生時代は自転車競技に打ち込み、フルマラソンの自己ベストは50歳でマークした2時間52分6秒。少子化が進む中で大学経営を担う立場として、馬塲学長が日々走る意義とは?
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――大学の学長という仕事はどういうことを担っているのでしょうか。
「大学の主たる事業は教育サービスの提供で、その対価として授業料をいただいています。そのためにどんなことをしていくかという計画を立て、どこからお金を持ってくるのかを詰め、実行していきます。また、どうやって施設の整備、維持をしていくのか。障害のある学生、生活に困っている学生、トラブルに巻き込まれた学生をいかに支えていくのか。あるいは体育会をどのように運営していくのか。そうしたすべての校務をつかさどるのが学長の役割です。理事会での重要な意思決定に向けて、関係する人たちの意見を事前に聞きつつ、情報共有をし、意見が割れそうな場合は折り合いをつけて、会議を円滑に進めるのも私の仕事です」
――大学の経営を考えると、入学したいという志願者を増やすことが重要ですね。
「企業と違って、学生を受け入れる定員には制限があります。特に東京23区内の私立大学は規則が厳格化されています。そのためキャッシュフローを増やすオプションが限られています。その環境下で志願者を増やすため、職員が全国の高校を回って『専修大学は今後、こういうことに取り組んでいきます』という広報活動を進めています。一方、企業に対して『ウチの学生をぜひ、採用してください』という働きかけもしています」
ランニングは自分を支えてくれる柱であり、一番の防衛線
――ふだんはどのように走っていますか。
「仕事が一段落したときや、スケジュールが空いているタイミングで走ります。いまは仕事を終えて帰宅してから横浜市の自宅周辺で走ることが多くなっていますが、生田キャンパスの体育館の2階にある1周166mのランニングギャラリーで120周したこともあります。修行僧のような気分になりました(笑)。走る場所に合わせて変えられるよう、学長室にランニングシューズを4足置いています。神田キャンパスに行ったときに皇居を走ることもあるので、神田にも1足あります」
――走る環境に恵まれていますね。
「環境は充実しているので、あとはやる気です。毎日、1時間のトレーニング時間をつくろうと努力しています」
――どんなトレーニングをしているのですか。
「自分で考えて、ゆっくり長く走る練習とインターバルなどのポイント練習を組み合わせています。ゆっくり長く走る時は、キロ5~6分で多い時は50㎞くらい走っていました。横浜の自宅から海岸線に出て、平塚まで往復すると50㎞になります。1周約10㎞の周回コースを4~5周する時もあります。ただ、ここ1~2年は忙しく、せいぜい30㎞です。ポイント練習は、1セット9分から9分30秒で5セット行う1000mのインターバルが多いです。体調に合わせてタイムを設定し、キロ3分45秒の時もあればキロ4分の時もあります。他にも、250mダッシュ+750mジョギングを1セットにして、5から10本というのもやります」
――ランニングが仕事にプラスになっていると感じることは。
「仕事で解決できないことがあるときに、走ると悶々としたものが少し薄くなって、考える余地が出てきます。また、仕事がうまくいっていなくても、ランニングで結果が出ると自己肯定感を維持できます。ランニングは自分を支えてくれる柱であり、一番の防衛線になっています。そういう意味で、ありがたいツールです。『自分はこれだけ走れているんだ』『自分はまだまだできる』と思うことで、しっかり地に足をつけて立つことができます。それが仕事にプラスになっているはずです。ただし、最近はタイムが伸びなくなってきたので、現実と折り合いをつけるというか、人としての成熟が求められていると感じています」
――今後の目標は?
「フルマラソンの自己ワーストが初フルの3時間21分なので、それを下回らないようにしたいです。一方で来年60歳になるので、還暦でまたサブスリーをしたいという思いも生まれてきました」
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