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日本の市民ランナーを速くした50年分のトレーニング①「革命的エアロビックトレーニング 『マフェトン理論』で強くなる」
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現在発売中のランナーズ50周年記念号では、創刊からの50年間で登場した特徴的なトレーニングの数々を紹介する特集「日本の市民ランナーを速くした50年分のトレーニング」を掲載。その中から各年代で話題になったトレーニングを3回にわたってお届けします。第1回はまだ心拍計が普及していなかった1997年に心拍数を元にしたトレーニングを展開した「マフェトン理論」です。
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カイロプラクティックドクターのフィリップ・マフェトン博士が提唱し、97年に発行した『マフェトン理論で強くなる!』は当時多くの市民ランナーから反響がありました。
マフェトン博士の理論では、運動をする際のエネルギーの多くを脂肪から得ている状態を「エアロビック」、糖質から得ている状態を「アネロビック」と呼びます。持久系スポーツでは、「効率よく脂肪を燃焼できるエアロビックシステムのできた身体をつくる」ことが競技力向上につながるといいます。
このシステムの構築にはすべてのトレーニングをエアロビック(有酸素)強度で行うことを推奨しています(エアロビックトレーニング)。その際、強度の指標となるのが心拍数を用いた「180公式」(表)。算出された数値がエアロビック運動における最大心拍数となり、それ以上の心拍数となる運動はアネロビック運動ということになります。
エアロビックトレーニングにおいては、心拍の上限を「180公式」で出した最大エアロビック心拍数にし、下限値はそれより10拍マイナスした心拍数にします。この10拍の間で心拍数が推移するように走ります。エアロビックトレーニングを続けると身体全体が健康な状態になっていきます。そしてエアロビックベースができればアネロビック運動も強いストレスなくできるといいます。
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ランナーズ50周年記念号(26年1月号)ではその他にも「小出義雄監督のトレーニング論」「信号待ちはジャンプの時間」「ヤッソ800」「金哲彦のサブスリー道場」など、これまでの50年で登場したトレーニングを計30紹介。ぜひご覧ください。
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