本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

夏ランを快適にするコツは「水」と上手く付き合うこと 医師ランナーが解説

2024年8月08日


連日の猛暑日でランナーにとって厳しい気象条件が続いていますが、夏も秋冬のマラソンに向けて練習を積んでおきたいところ。そんな夏ランを少しでも快適にするコツについて、医師ランナーの亀井智貴さんが解説した2013年のランナーズの記事を一部編集して紹介します。


********


水は何度かけてもOK

気温が高い中で走るためのコツは、ウエアやコース、時間帯の工夫など様々ですが、もっとも手っ取り早くシンプルにできるのが、「暑いなあ」と感じたら水をかけたり浴びたりすることです。

この時、上半身や大腿部といった大きな筋肉にかけると効果があり、何度行ってもOKです。皮膚表面の水を蒸発させることで体温の上昇を抑えやすくなるのです。これは「発汗」と同じ原理。

また筋肉が長時間熱を持っていると疲労物質が多く発生するので、走り終わってから冷やすことも効果があります(脚に痛みがある人が行うイメージが強いですが、このような理由から全ての人にお勧めです)。

ポイントは、終了後なるべく早いタイミングで冷たいシャワーを下半身全体にかけること。理想は3分間以上です(難しければ短時間でももちろん効果はあります)。

なお、医療の世界では、熱中症で倒れた人には頭(脳)や心臓の部分を氷でしっかり冷やします。そうすることで脳を熱から守り、全身に冷たい血液を流し、体温が下がりやすくなります。

このようにアイシングは身体全体に良い影響をもたらします。


日常生活の中でも水分摂取を意識

給水に関して覚えておきたいのが、走っている途中だけでなく、その前(日常生活)から意識的に水を飲んでおくことです。

というのも1時間で腸が吸収できる水分の量は「体重10kgあたり100ml(体重60kgの人であれば600ml)」程度ですが、1時間で汗を1000ml以上かくこともあるからです。

つまり、より快適に走るためには、しっかり体内に水分が補給された状態でスタートすることが大前提。
とくに起床直後は体内水分量が低下しているので、朝走る人は最低でも水をコップ2杯程度飲んでから出発しましょう。


********



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ創刊50周年記念号 11月21日発売!



1976年2月に創刊したランナーズは、おかげ様で50周年を迎えました。ランナーのみなさま、ご愛読ありがとうございます。
今号は50周年を記念し、ダブル表紙の特別版でお届けします。

当社50年の歴史から振り返る日本ランニング界、50年間の挑戦史

女性ランナーの増加から競技選手の活躍、都市型マラソンの拡大など、日本ランニング界50年の歴史を20ページにわたって掲載します。

◎日本の市民ランナーを速くした50年分のトレーニング
「ハードだけど実践してみたい」。そんな気持ちを抱いてもらえることを目指して紹介してきたトレーニングの中から、30のトレーニングを厳選しました。

◎広告から見るシューズ・グッズ50年の進化
過去50年間のランナーズに掲載された広告からグッズ進化の歴史をたどります。

◎創業者インタビュー「ランニングの世界はまさに多様性」
いかにして当社は立ち上がり、日本の市民ランニング界と歩みを共にしてきたのか? 当社創業者の橋本治朗氏に現代表取締役社長の黒崎悠がインタビューしました。

特別付録 ランナーズダイアリー2026

2026年のダイアリーは50周年特別版。50周年メモリアルコラム「忘れられないトレーニング」として、往年の名ランナーのトレーニングを掲載しています。読んで書いて、1年間日々のお供にご活用ください。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ