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シファン・ハッサン選手からランナーズ読者にメッセージ!「自己ベストを追うだけでなく、走ること、そして自身の進歩も楽しんで」

2024年3月21日

東京マラソンで沿道から多くの声援を受けていたシファン・ハッサン選手(写真/軍記ひろし)

東京マラソンで沿道から多くの声援を受けていたシファン・ハッサン選手(写真/軍記ひろし)


東京オリンピック1万m・5,000m二冠、昨年のシカゴマラソンでは2時間13分44秒(世界歴代2位)をマークしたオランダのシファン・ハッサン選手。今月3日に開催された東京マラソンでは、キプチョゲ選手とともに日本中の注目を集め、先頭から遅れながらも最後まであきらめない走りに多くのランナーが心を動かされたのではないでしょうか(結果は2時間18分05秒、4位でゴール)。
そんな今や世界の “マラソンリーダー” と言えるハッサン選手に、ランナーズ読者にメッセージをもらおうと編集部がコンタクトしたところ、所属のGlobal Sports Communication BVを通じてご本人から返事を得ることができました。


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ランナーズ編集部
「東京マラソンでは前半から厳しいレース展開になったようでしたが、最後は素晴らしいスパートを見せゴールしました。あなたのように、マラソンのレースで厳しい局面を乗り越え、力を出し切ってフィニッシュするためには、何が必要だと考えていますか?」

ハッサン選手
「マラソンでは、何が起こっても強い精神を持ち続けることが重要だと考えています。私はこれまで3本のマラソンを走りましたが、3本のレースは1本1本異なりました。ロンドンマラソンでは、全てが私にとって新しい経験でした。レース前はとてもナーバスになりましたし、レース中も、ストレッチをしたり給水ボトルを取り逃したりしました。シカゴでは、ペースが速すぎて後半とても苦しみました。東京では、給水ボトルを取り損ねた後、トップグループに追いつくことができませんでした。それでも4位でゴールできたことを誇りに思っています」

ランナーズ編集部
「東京マラソンのあなたの走りで、多くの日本人が勇気づけられました。日本のランナーにメッセージをお願いします」

ハッサン選手
「東京では、日本のランナーたちからとても刺激を受けました。皆さんは私が最高のパフォーマンスを発揮するために励ましてくれ、準備期間中も私を鼓舞してくれました。
これからも走り続けてください。自己ベストを追い求めるだけでなく、走ること、そしてあなたの進歩も楽しんでくださいね」


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今月22日発売のランナーズ5月号では、東京マラソンで集った “世界のマラソンリーダー” たちを紹介しています。ビッグなインタビュー企画も掲載していますので、ぜひご覧ください。



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解決します!
「どうしても、サブフォーができない」

2023年度の全日本マラソンランキングでは、サブフォーランナーは全完走者のうち27.4%にあたる8万6815人。ジョギングだけで達成してしまう人がいる一方、ロング走やスピード練習をして走り込んでいるのに、届かないランナーもいます。そんな「努力しているのにサブフォーができないランナー」がどうすれば4時間を切ることができるのかを、専門家やコーチの協力のもと解決します。

特別寄稿
マラソンの「30kmの壁」の正体 「エネルギー枯渇説」よりも「脳がかけるブレーキ説」

フルマラソンを走るランナーであればほとんど誰もが聞いたことのある言葉であろう『30kmの壁』について、内科医でサブスリーランナーの北原拓也先生がYahoo!ニュースでそのメカニズムをまとめた記事を発表し、大きな反響がありました。それを受け、本誌では北原先生にさらに詳しく加筆をしていただいた記事を掲載します。

走って輝く人生100年時代
91歳の現役ランナーが語る「マラソンは究極の人生の目的」

2023年度全日本マラソンランキングの最高齢ランナーである北畑耕一さん(91歳)は伊藤忠商事を経て外資系日本法人の代表を歴任、退職後に74歳で走り始め、これまでにフルマラソンを32回完走。2024年は国内外で3つのフルマラソンを完走しました。
90歳を過ぎてもフルマラソンを走り続ける活力の源を探りに、編集部が北畑さんのある一日に密着しました。



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