本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【深掘り!全日本マラソンランキング 02】歴代最年長記録を発表! サブフォーは84歳、サブスリーは何歳?

2023年10月25日

3つの最年長記録を保持している小口親司さん

3つの最年長記録を保持している小口親司さん


「全日本マラソンランキング」のデータから、あまり知られていない記録を紹介するこの企画。今回は、19年続くランキングの最年長記録にスポットを当ててみました。


【男子】

2時間30分切り
・島田博行さん(56歳/2時間29分51秒/2022年度)

3時間切り
・森 茂さん(69歳/2時間59分14秒/2013年度)

3時間30分切り
・小口親司さん(80歳/3時間29分57秒/2016年度)

4時間切り
・熊本道夫さん(82歳/3時間58分27秒/2013年度)
・小口親司さん(82歳/3時間58分19秒/2018年度)

4時間30分切り
・小口親司さん(86歳/4時間7分4秒/2022年度)

完走
・上野山馨さん(93歳/6時間50分5秒/2018年度)


【女子】

2時間30分切り
・弘山晴美さん(39歳/2時間29分50秒/2007年度)
・小﨑まりさん(39歳/2時間29分56秒/2014年度)

3時間切り
・弓削田眞理子さん(62歳/2時間52分1秒/2021年度)
※2020年度も62歳でサブスリーを達成

3時間30分切り
・橋本静代さん(70歳/3時間29分39秒/2015年度)

4時間切り
・中野陽子さん(76歳/3時間53分42秒/2012年度)

4時間30分切り
・中野陽子さん(81歳/4時間7分31秒/2016年度)

完走
・猪又佐枝子さん(88歳/6時間19分16秒/2022年度)




女子の最年長サブスリー(62歳)は弓削田眞理子さん。2020年度に出した2時間52分13秒は、マスターズのW60(60~64歳)の世界記録でもあります。大学3年生のときに初めてフルマラソンを走り、初サブスリーは58歳。2019年の下関海響マラソンでは、世界初となる60歳以上でのサブスリーを達成しました。

女子最年長サブフォー(76歳)の3時間53分43秒はW75(75~79歳)、最年長4時間30分切り(81歳)の4時間7分31秒はW80(80~84歳)のマスターズ世界記録です(※)。達成したのはいずれも中野陽子さん。70歳のときに走り始め、87歳となった今年の東京マラソンでも5時間49分44秒で完走しています。

男子では小口親司さんが3時間30分、4時間、4時間30分切りの3つで最年長記録を保持。75歳のときの記録は3時間43分36秒でしたが、息子で全日本マラソンランキング上位常連の秀哉さんがトレーニングをアドバイスするようになり、80歳では3時間29分39秒と記録を伸ばしています。

小口さんが取り入れたトレーニングの中には、筋トレや水中ウォーキングなどがありました。こうした「走る以外のトレーニング」により、筋力や脚力の低下を防いでいることは、他の最年長記録保持者にも共通している特徴です。男子最年長完走者の上野山馨さんは、両脚に1.5kgの重りをつけて毎日数千回のもも上げを実施。女子最年長完走者の猪又佐枝子さんは、トランポリンやダンスを行っていました。加齢に負けず、記録を目指すランナーの皆さんには、ぜひ参考にしてほしいポイントです。


※マスターズではM80の世界記録は4時間11分45秒となっていますが、これはグロスタイム。全日本マラソンランキングの4時間7分31秒はネットタイムです。レース自体はどちらの記録も同じ2017年の東京マラソンのものです。ちなみに、弓削田さんの最年長サブスリーの2時間52分1秒もマスターズの世界記録より速いタイムですが、こちらは東京・板橋Trial Marathonのネットタイム。世界記録は公認レースである大阪国際女子マラソン(グロスタイムのみ)の2時間52分13秒となっています。




ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ