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RUNNERS ONLINE誰でもできる! ストライドが5cm伸びればフルマラソンが10分速くなる
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今より速く走るためのポイントは「ストライド」。実はこれ、すべてのランナーに共通して当てはまるのです。
7月22日に発売されたランナーズ9月号では、ランニングフォームを改善してストライドを伸ばす方法を紹介しています。筑波大でランニングフォームを研究している弘山勉駅伝監督は、フォームを改善してストライドが伸びる走りを指導し、2020年には筑波大を26年ぶりの箱根駅伝出場に導きました。
弘山監督は「ストライドを伸ばすのは難しくありません」と言います。その理由を誌面から転載します。
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筋力や心肺機能が変わらなくても、ストライドが伸びれば同じ速度で走った時にもピッチを減らすことで体力の消耗が抑えられ、疲れにくくなるのです。
理論上、ピッチが同じでスライドが5cm伸びれば、フルマラソン3時間台のランナーは6~9分ほどのタイム短縮が可能になります。しかも、ストライドを1cm伸ばすのは難しくありません。少しの工夫で5cmくらいはすぐに変わります。
(編集部 注:サブフォーレベルのランナーなら5cm伸びれば約10分速くなる)
ストライドを伸ばすポイントは「股関節」です。市民ランナーの多くは股関節を十分に使えておらず、ここに伸びしろがある印象です。「フォームが直せない」という方もいますが、それは骨格や関節の可動域に問題があるからで、今回紹介するトレーニングを実践すれば必ず改善できます。
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本誌では弘山監督が紹介するストライドを伸ばすためのストレッチやトレーニングのほか、筑波大の榎本靖士先生によるストライドとピッチに関する解説、エクササイズをする時間がない人に向けた大角重人コーチの「意識するだけでストライドが伸びる走り方」を掲載しています。
どれも手軽にできる内容なので本誌を参考にチャレンジしてみましょう!
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「どうしても、サブフォーができない」
2023年度の全日本マラソンランキングでは、サブフォーランナーは全完走者のうち27.4%にあたる8万6815人。ジョギングだけで達成してしまう人がいる一方、ロング走やスピード練習をして走り込んでいるのに、届かないランナーもいます。そんな「努力しているのにサブフォーができないランナー」がどうすれば4時間を切ることができるのかを、専門家やコーチの協力のもと解決します。
特別寄稿
マラソンの「30kmの壁」の正体 「エネルギー枯渇説」よりも「脳がかけるブレーキ説」
フルマラソンを走るランナーであればほとんど誰もが聞いたことのある言葉であろう『30kmの壁』について、内科医でサブスリーランナーの北原拓也先生がYahoo!ニュースでそのメカニズムをまとめた記事を発表し、大きな反響がありました。それを受け、本誌では北原先生にさらに詳しく加筆をしていただいた記事を掲載します。
走って輝く人生100年時代
91歳の現役ランナーが語る「マラソンは究極の人生の目的」
2023年度全日本マラソンランキングの最高齢ランナーである北畑耕一さん(91歳)は伊藤忠商事を経て外資系日本法人の代表を歴任、退職後に74歳で走り始め、これまでにフルマラソンを32回完走。2024年は国内外で3つのフルマラソンを完走しました。
90歳を過ぎてもフルマラソンを走り続ける活力の源を探りに、編集部が北畑さんのある一日に密着しました。
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