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サロマ湖100km女子優勝は13回目出場の太田美紀子選手(48歳) 「平日は毎日昼休みと夕方に2部練習をして鍛えています」
13回目の出場で初優勝を果たした太田美紀子選手 |
男子は山口純平選手が6時間6分8秒の日本新記録を樹立した今年のサロマ湖100kmウルトラマラソン。女子で優勝を飾ったのは京都府の太田美紀子選手(48歳)でした。13回目の出場で、初優勝と自己ベスト(7時間28分42秒)を手にしました。
太田選手は28歳の時に走り始め、2008年に初めてサロマ湖100kmウルトラマラソンに出場。「景色がきれいで大好きなレースになった」とそれ以来毎年出場しています(コロナで中止の期間を除く)。100kmは世界選手権にも5回出場経験があり、これまでの自己ベストは7時間34分22秒(2022柴又)。フルマラソンは2021年大阪国際女子の2時間44分53秒が自己ベストです。サロマは2014年の2位が最高順位で、「速いランナーも出ているので、順位よりも7時間30分を目標にキロ4分30秒で刻んでいきました。大好きなサロマで優勝できてうれしいです」といいます。
そんな太田選手は京都で大学職員をしており、平日はほぼ毎日昼休みと夕方の2回トレーニングしているそうです。
「お昼休みは1時間なので、4.5kmペース走(キロ4分15秒~4分を切るペース)や1km×1~2本(3分45秒)に400mを追加で走る練習など、ほぼ毎日短時間で心肺機能を追い込んでいます。夕方は10km程度キロ6分で走ります。朝は起きられないのと、2回に分けて走った方が疲労がたまりにくいのでこのスタイルになりました」
週末には30km走や3km×6本のインターバル走を行い、月間走行距離は450km前後。
「ウルトラマラソンに向けて50~60kmをする人もいますが、自分にはこの方法が合っているんです。今年はこれからフルマラソンの自己ベストを目指し、来年は100kmの世界選手権があるので、チャンスがあればそちらの代表も狙いたいです」
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