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【週刊ランナーズ】第1回日本最北端わっかない平和マラソン、女子優勝はTeamR2遠藤摩耶さん 「ヘトヘト35km走が、最後の粘りにつながりました」
9月2日(日)、北海道稚内市で、第1回「日本最北端わっかない平和マラソン」が行われ、フルマラソンの部に874人のランナーが出走しました。
スタート時の気温は20.5℃、高低差は約25mのフラットなコース。ここまでは夏のマラソンにしては走りやすい条件ですが、海沿いのワンウエイコースには、スタートからゴールまで、常に強い向かい風が吹き付け、ランナーを苦しめました。気象庁の発表によると、12時(スタート後3時間)の風速は8.0m、11時11分には、13.1mの最大瞬間風速を記録しています。
「これだけずっと向かい風という経験は初めて。サブスリーのペーサーについていったのですが、きつくて20kmから遅れてしまいました」
と話すのは、TeamR2の遠藤摩耶さん。2時間49分の自己ベストを持つ遠藤さんも、向かい風でかなり体力を消耗してしまったようです。
しかしペースは落ちたものの、後半粘り、3時間12分34秒で記念すべき第1回大会の女子優勝者となりました。
「ランナーズの誌面企画で35km走を7月に実施しなかったら、もっと悪いタイムだったかもしれません。いつもは途中でペースが落ちてしまうと、あきらめてしまい、歩いたり、棄権してしまっていましたが、今日は集団から離れた後も、強風の中、1人で走り切れました。きつかった真夏の35km走の経験が、最後まであきらめない気持ちにつながったと感じています」
現在発売中の『ランナーズ』10月号「フルマラソン快走! ヘトヘト疲労を求めて35km走」では、遠藤さんを含め11人のランナーが猛暑の中に実施した35km走の体験談を掲載しています。ぜひご一読ください。
(ランナーズ編集部/栗原)
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最後の直線を走る遠藤さん。この夏は35km走の他に、札幌30K、旭川30Kでペーサーを務め、暑い中30km以上の走り込みを3本こなしてきた |
スタート地点は日本最北端の宗谷岬。川内優輝選手(写真左)は、2時間24分55秒で2位だった |
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