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「走るZ世代」増加中(全8ページ/7ページ目)
COLUMN
走るZ世代は世界中で増加中! 20~30代がブームを牽引
世界各国でも走るZ世代が増えている。その証左は、ワールドマラソンメジャーズのような世界を代表する大会の申込者やトレーニングアプリのデータ等に表れている。
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来年4月のロンドンマラソン2027。すでに抽選結果は発表されているが、英国からの申込者約100万人(全申込数は約133万人)の中で、18歳から29歳までが35%と3分の1以上を占めていたことが主催者によって明らかにされている。
昨年11月に開催されたニューヨーク・シティマラソンでは、完走者5万9219人のうち、最も高い割合を占めたのは25〜29歳で18.5%。2番目は30〜34歳で16.8%だった。
各国メディアもZ世代のランニングブームに言及している。英紙ガーディアンは昨年、「TikTokからトラックへ:Z世代がランニングの第3次大ブームを牽引」と題した記事で「私たちは第3のランニングブームに突入しており、それはZ世代、特に女性によって推進されている」と言及。BBC Sportは「コロナ禍でランニングが注目されたが、今もそのトレンドは続いておりライフスタイルの一部となっている。若い世代は、そのライフスタイルを誰よりも受け入れている。彼らの多くは、深夜のアルコールを早朝のエンドルフィンに替え、ランニングクラブに参加し、フィットネスアプリでバーチャルな称賛を得るのだ」との論調を示した。
3万件のランニングイベントで利用されている米国のエントリープラットフォーム「Run Signup」は2025年の市場レポートの中でこのように報告している。「長年にわたり若年層(18〜29歳)の参加者が減少していたが、この傾向は好転している。25年の大会参加者のうち18〜29歳は17.9%を占め、これは同年齢層が参加者の20〜22%を占めていた2015〜16年の水準には及ばないものの、パンデミック直前の19年(16.4%)の割合を上回っている」
受動的なスクロールからアクティブなリアル体験へ
185カ国以上で1億8000万人以上のユーザーを抱えるトレーニングアプリStravaは、昨年12月に発表した年次レポート『Year In Sport:Trend Report』のプレスリリースで、「数十億件のアクティビティデータと、3万人以上を対象とした調査結果を分析した本レポートは、Z世代が受動的なスクロールから、アクティブなリアル世界の体験へと移行しているという明確な傾向を明らかにしている」と述べ「25年はランニングとレースがブームとなった。Z世代がその先頭に立ったが、彼らは継続的に運動を続けるために、ウォーキングやウェイトトレーニング、さまざまなスポーツを取り入れることも積極的に行っていた」「Z世代は、X世代(1960年代半ばから1970年代後半に生まれた世代)に比べて、運動の主な動機が『レースやイベント』であると答える割合が75%高い」といった分析結果を掲載した。
ランニングはおしゃれでクール
韓国ではブームを超えて若者のカルチャーに
コロナ禍後に走る若者が爆発的に増えたという韓国。「走ることは、クール」という価値観が根付いた結果だという。
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写真はソウル市に隣接する高陽市で、8月1日(土)と2日(日)に開催された屋内ランニングイベント「INSIDERUN」に参加した若者たち。ご覧の通り、鍛え上げられた全身にファッショナブルな出で立ちのランナーが多数。 |
お隣韓国でも、ランニング人口は急増中。それを牽引するのもまた20~30代だという。背景にはコロナ禍の影響がある。屋内スポーツが制限されるなか、多くの人が手軽に始められる運動としてランニングを選んだ。
ソウルでランニングクルーのリーダーを務めるチャールズさんは「走る人が一気に増えたのがコロナ禍直後の4年ほど前から。ランニング素人の芸能人がマラソンに挑戦するTVのドキュメンタリー番組が大ヒット。インフルエンサーたちもランニングを楽しむ姿をSNSで次々と発信したことで、『ランニングは健康的で前向きなライフスタイルの象徴』となり、爆発的なランニングブームが到来した」と語る。
韓国のブームは今や流行を超え、健康的に生きるための新しい文化へと発展しつつある。ロード、トレラン、ウルトラ……若者たちの挑戦の幅は年々広がり「走って人生を良くするのがクール」と社会の価値観が変化している。
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