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本気で燃え尽きれば50代サブ3.5は必ずできる!(全3ページ/2ページ目)
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別府大分マラソンを走る有馬さん |
❺ 故障リスク回避の自己流スピード走
平日の練習頻度が少ないので、週末2日間の練習にエネルギーを注ぐ。ただし、年齢を考慮し故障のリスクを回避するため、強度の高いスピード練習は除外だ。
定番は10㎞ジョグの一部を加速する「自己流スピード走」。キロ4分50秒で3~4㎞を走って身体が温まってきたら、キロ4分20秒に加速して2~3㎞走り、また元のペースに戻す。加速するのは一度だけだ。
❻ ロング走代わりにレース出場
限られた練習機会で効率的に鍛えるため、また一人でロング走を実施するのはキツいので、練習代わりに頻繁にレースに出場した。3カ月間で走ったレースは7本。そのうちフルが2本だ。
昨年11月は河川敷のハーフマラソンを1時間46分43秒(平均キロ5分3秒)、大田原マラソンを3時間53分3秒で完走し、30日にもハーフに参加した(平均キロ5分10秒)。
1月11日は、いぶすき菜の花マラソンを3時間51分7秒で完走。大田原もいぶすきも「師匠」である社内のサブスリーランナーから「無理はせず、3時間50分でいい」というアドバイスを受けていた。
本人は「いぶすきはアップダウンがきつい大会で30㎞過ぎの上り坂をしっかり上れたので、脚はできている」という感触を持った。
❼ 長期休暇を利用して集中的に走り込み
いぶすきに先立つ年末年始は松山市に帰郷し、「一人合宿」と銘打って、7日間で110㎞を走り込んだ。20㎞走(平均キロ5分30秒)、15㎞走(平均キロ4分48秒)、2㎞(キロ4分20秒)×3本のインターバルなどのメニューをこなした。
本番1週間前の1月25日には河川敷の15㎞のレースに出場し、平均キロ4分46秒で走った。胸中には「これなら別大は何とかなるかも」という手応えと、(ネットでサブ3.5を出した)24年の勝田の前に比べるとハーフマラソンのタイムがキロ10秒ほど遅いがゆえの不安が錯綜していた。
2月1日の本番はキロ4分50秒でレースを進めるプランでスタートした。序盤は向かい風に苦しんだが、それでもペーサー役を買って出てくれた同僚に必死で付いていった。前半は5㎞ごとを24分台の半ばでこなし、30㎞以降もペースの落ち込みを最低限に留め、5㎞ごとを25分30秒でクリアした。3.5㎞以降は、同僚の前に出た。3時間20分の40㎞最終関門は3時間18分36秒で通過。1分半も余裕がなかったが、意外に冷静で、ネットでサブ3.5はいけると頭の中で確信していた。
「やるべきことをやり切って、結果的にギリギリで間に合い、ピークを本番に持って行くことができた」。ゴール後の充実感は、「これまでの人生で感じたことのない、完全燃焼した感覚。仕事は終わりがないから、こういった感覚は得られない。ここまで一生懸命になれるものは、ほかにない」
できないことはすっぱり切り捨て、やると決めたことに集中しつかみ取った「サブ3.5」。信念を貫き、自身の選んだ戦略と身体がうまくかみ合い、結果に結びついたが故の「完全燃焼した感覚」なのだろう。
しばらくの間、「深い燃え尽き感で次のレースを考える気になれなかった」が、ようやくその状態を脱し、この秋冬は金沢、大田原、防府にエントリーした。「今度は同僚に付いていくのではなく、完全自力でサブ3.5が目標」だ。
有馬さんの選択と集中
◎
すっぱり切り捨てたこと
・走行距離を増やすこと
・練習頻度を増やすこと
・故障リスクのある高強度インターバル走
◎
徹底したこと
・ダイエット
・ランニングクラブ練習会への参加
・ラン仲間グループLINEに練習毎に内容を投稿
・強度の高くない自己流スピード走
・ロング走代わりのレース出場
・長期休暇を利用しての集中的な走り込み
・「ランニングの師匠」である同僚のアドバイスを傾聴し実行
・「優先順位はランニングより仕事が上」という考えの貫徹
データ サブ3.5ランナーの走行距離・走る頻度・大会出場数は?
2025年度のランナー世論調査に見るサブ3.5ランナー(過去3年以内の記録で3時間16分~30分と回答した人)のデータ。横軸は割合。
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◎
平均月間走行距離
有馬さんの別府大分前の3カ月は212㎞、162㎞、237㎞なので、やや少ない方
◎
走る頻度
8割以上が週3日以上。有馬さんは多くて週3日なのでやや少ない
◎
年間の大会出場数
有馬さんは3カ月で7回(うちフル2回)なのでかなり多い
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