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(写真/小野口健太)
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走り込みの期間は、単に走る総距離を増やすことだけに注力せず、より効果的なトレーニングを行うことを意識すべきです。
例えばフルマラソンを目指して行う30km走。
フルマラソンのレース結果に結びつくポイント練習として、2つの目的に分けて行うといいでしょう。
ひとつはフルに対応できる「スタミナ(エネルギー供給機構)の養成」。
そしてもうひとつは、目標ペースでフルを走り切る「スピード持久力の養成」です。
そんな2タイプの練習方法を紹介します。
<やり方>
【初日】30km走(または3時間走)
【翌日】2時間のLSD
体内のエネルギーを枯渇させることで、スタミナの大幅な超回復を狙ったトレーニングです。
30km走を行った翌日にLSDを行うという2日間のセット練習。
2段階の負荷で体内のエネルギーを空っぽにすることで器を広げる効果があります。
スタミナ強化はこれ1回だけで完成するほどの効果があります。
ただし負荷も大きいので、翌週はしっかりと疲労回復させることを意識してください。
<やり方>
レースペースでの27km走を本番までに複数こなす(週1回)
こちらはあえて3km減らした、27kmという距離がポイントです。
30km走に比べ10%減っただけでダメージが残りにくく毎週続けられます。
心肺や脚筋への負荷ともにレース本番に近いレベルまで追い込めるので、レースでの疲労状態を再現でき、より実践的なトレーニングの反復ができます。
クリアできれば、本番では最低35kmまでは同様のペースで走れる目安となります。
※月刊ランナーズより抜粋
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