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10月の走り込み目指して、9月のいま、しっかり計画を立てておきたいもの。
特に11月以降の大会で、自己ベスト達成などの目標をもっている場合、自分を追い込む走り込みも必要になってきます。
ここでは本命レースの前の走り込み期間に、あえてフルマラソンに出場することで自己ベストを更新したM・Oさん(男性・40歳)の体験談を紹介しましょう。
その年は、10月にしまだ大井川マラソン、そして11月につくばマラソンに出場しました。
「しまだ大井川」から、メインの「つくば」までの期間は4週間ほどでしたが、前年にも同じように両大会に出場し、つくばで自己ベストを出していました。
ちなみに、しまだ大井川までの練習は、長い距離に身体を慣らしていくための15kmのビルドアップ走と、20km、30km以上のロング走が中心。
月間走行距離は、レース本番を除いて320km程度でした。
さてレース本番、しまだ大井川では、走り込みの疲れと「キロ4分半で42kmを走り切る」ところまで脚をつくれていなかったので、ペースを保てたのは15kmまで。
ここで気持ちをつくばに切り替え、15km以降は無理をしないように心掛けました。
そして迎えた11月のつくばでは、目標の3時間15分は達成できなかったものの、3時間18分31秒で自己ベスト更新となりました。
この作戦では、あくまでも2回目のレースをメインの目標とすること。
1回目のレースがダメと思ったら、早めに諦めて無理をしないことが大事です。
体調のピークを2回目のレースにもっていくのがよいとは頭ではわかっていても、なかなか1回目のレースも捨てきれなかったのが反省点ですが、この割り切りができれば、1回目のレースがよいロング走になってくれます。
※月刊ランナーズより抜粋
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