![]() |
一般的な市民ランナーなら、1日のうちトレーニングに充てられるのは、せいぜい1、2時間程度。
それ以外の生活時間のほうがずっと長いわけですから、少しでも痩せやすい生活習慣を身に付けたいもの。
そのベースとなるのは、食事と睡眠の時間帯です。
同じご飯1膳でも、13時に食べるのと、夜中近くに食べるのとでは、脂肪のつき方が違います。
下のグラフを見てみてください。これは、脂肪をつくって体内にため込む働きをするタンパク質「B-MAL1(ビーマルワン)」の発現を表したグラフです。
10時から19時くらいまでは数値が低くなっていますが、22時から午前2時くらいまでは大きく数値が上がっているのが分かります。
つまり身体は時間帯によって脂肪をため込む能力が変わるのです。
脂肪をつくってため込む「B-MAL1」の発現のようす
![]() |
脂肪をため込みにくい昼食でしっかりと食べて、夕食は軽くしたり、少し早めの時間帯にするなど工夫できるポイントです。
また、同じスイーツでも、夕食後のデザートより、3時のおやつとして食べたほうが脂肪がつきにくいことになります。
睡眠時間は食欲と関係しています。
8時間寝た人に比べ5時間しか寝ていない人は、食欲がわくホルモン「グレリン」の量が約15%多く、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の量が約15%低いという実験結果が報告されています。
また睡眠時間が少ないと、どうしても起きている時間帯の活動量も落ちてしまいます。
しっかりと睡眠をとりながら、早寝早起きして、今よりも活動時間を少し前倒しにし、夜走っていたのを朝ランに切り替えて、夕食を夜遅くとらないようにする。
こんなふうに、睡眠と食事の時間帯を少し工夫することで、脂肪をため込まない習慣を身に付けられるのです。
※月刊ランナーズより抜粋
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。