![]() |
走ることは脳に好影響を与えます。
例えば「朝ラン」は脳を一日中絶好調にするスイッチのような効果があります。
朝走るとマイルドなストレスが体温を上げることで、セロトニン、ドーパミン、アドレナリンなどの神経伝達物質が分泌され、脳の覚醒レベルが上がります。
人間は体内時計による睡眠覚醒リズムで、血圧、体温、ホルモン分泌などがコントロールされています。
朝ランは睡眠覚醒のバイオリズムを強くし、昼間は「元気」「ハツラツ」「やる気がアップ」して「集中力も向上」。一方夜間は、熟睡の時間が増え、身体の再生を促す成長ホルモンの効果も高まり、トレーニング効果も上がります。
「朝ラン」に限らず、走ることで脳は活性化しますが、動物実験では、ペースによって活性部位に違いが出ることが明らかになっています。
例えば低強度の場合は、記憶を司る脳の「海馬」という部分が主に活性化します。食欲や性欲などの欲求を穏やかにして認知機能を高めてくれます。
また、中強度では注意、集中、判断などの実行機能(認知機能のひとつ)を司る「46野」という部位が主に活性化。
さらに強度が上がって、中~高強度の場合は、生殖や代謝をつかさどる部位の視床下部が活性化されます(下表参照)
ただ最近では低強度でも、「海馬」だけでなく「46野」も活性化することが分かってきました。
46野はビジネスでの生産性に直結する部分です。前向きな気分との相関を示すことから、楽しく走ると、さらに認知機能が高まる可能性があります。
これらの特徴を知っておけば、午後の仕事で大事な商談があるなら、昼休みにマラソンペースで走って集中力を高めて臨む。
ダイエットで夕食の食事量を抑えたい場合は、夕食前にゆっくり走ることで海馬を刺激して食欲を穏やかにする、といった工夫もできるでしょう。
強度 | 活性化 する部位 | |
---|---|---|
低強度 | 海馬 | 食欲や性欲などの欲求を穏やかにし認知機能を高める。継続的なトレーニングにより神経の新生が促され、ストレスで疲労、委縮した脳を回復することも分かっている |
中強度 | 46野 | ビジネスでの生産性に直結する部位。認知症、アルツハイマー、うつ病、統合失調症、自閉症などはこの部分の機能低下によって発生する |
中~高 強度 | 視床 下部 | 生殖や代謝を司り強くたくましく生きる力につながる部位。ノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質の分泌が促進され、覚醒や高揚を感じる |
※月刊ランナーズより抜粋
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ5月号 3月22日発売!
万国共通「走る力は生きる力」
3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。
40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー
今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。
世界のレジェンドたちに聞いた!
加齢に打ち克つ究極の「My Training」
年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。