![]() |
人間の体内時計は、睡眠のリズムやそれに伴う体温調節、ホルモン分泌や自律神経の働きなどでコントロールされています。
例えば体温を例にすると、通常は睡眠中に低くなり、起床すると徐々に上がっていき、午後2時から夕方にかけて最も高くなり、そこから今度は徐々に下がっていきます。
この体温の変化に合わせて、活動のリズムができていきます。
ところが不規則な生活などで体内時計が狂うと、活動すべき時間に体温が上がらず、脳の働きも鈍くなり、何事につけ本来もっている力を発揮できなくなります。
こんなケースでも、朝ランを行うようになると、問題は解決できるはずです。
朝の陽ざしを浴びると、睡眠を促進するホルモンであるメラトニンの分泌がリセットされ、運動による負荷で覚醒のホルモンであるアドレナリンの分泌が促進されます。
すると血圧と体温の上昇が促され身体を目覚めさせます。
血流がよくなり、基礎代謝も上がり、心身が活動するための「覚醒のスイッチ」がいっせいにオンとなるのです。
これが習慣化されると、1日の早い段階で覚醒のレベルが高くなり、その後の活動の質が上がります。
仕事など生活全般でスタートダッシュができるようになり、生産性が高まります。
特に早朝は1日の中でも気温が低くひんやりとしているため、身体はより体温を上げて適応しようとします。
早朝ランは、アドレナリンが出やすいタイミングという点でもお勧めなのです。
※月刊ランナーズより抜粋
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ9月号 7月22日発売!
短期連載「100日間でサブフォー達成!」
8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?
偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない
2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。
「苦しみの先にある栄光」
6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。