![]() |
「早起きして走る」ただそれだけですが、体内では朝ランならではの様々な反応が起こっています。
暖かくなる春は、朝ランをスタートするのに最適。朝ランのよさと魅力を、科学的視点から紹介していきます!
一日における生物の活動リズムを「サーカディアンリズム」と言い、一般的に体内時計とも言われています。
私たちは24時間周期で社会生活を営んでいますが、この体内時計の周期は約25時間と1時間多いのです。
その周期のずれをリセットするのに欠かせないのが「朝日」と「セロトニン」です。
起床すると脳内にセロトニンやノルアドレナリンといった「気分系」の脳内物質が働いて覚醒のサイクルに入ります。
朝日を浴びるとセロトニンの分泌はさらに増えて、気分をマイルドに底上げし、安定させます。
このセロトニンですが、軽度の運動でも増えることが分かっています。
ちなみに、この気分系の物質が足りなくなるのが「うつ病」です。
うつ病の治療法として朝日を浴びたり、軽度の運動をすることが行われているのはセロトニンを増やすためなのです。
朝日を浴びて、ゆっくり走れば脳を「安定したいい状態」にしてくれるため「気持ち良い」と感じるわけです。
これはインターバルやペース走で達成感を求めるのとは別(達成感は別の物質ドーパミンが働く)。
朝、いったん脳を安定したいい状態にすることが、トレーニングはもちろん、仕事も、家事も、人間関係も、あなたが行う活動をよりよい方向にもっていってくれる土台になります。
※月刊ランナーズより抜粋
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ9月号 7月22日発売!
短期連載「100日間でサブフォー達成!」
8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?
偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない
2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。
「苦しみの先にある栄光」
6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。