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朝ランは「早起きして走らなければ」というような義務感でやろうとすると「習慣化するのが大変そう」と思ってしまいがちです。が、一度、朝走る気持ちよさを体験すると、その感覚を味わいたくて、早寝早起きの習慣が自然とついてくる人も多いものです。
ところで夜ではなく、なぜ朝走るのが気持ちがいいのでしょうか?
理由は睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きで、肉体や神経が修復され、疲労から回復してフレッシュな状態で走ることができるためです。
心身の感受性がよい意味で高まっているため、ランニングが本来もつ爽快感を最も感じやすいタイミングでもあります。
朝ランが興味深いのは、「感覚が敏感になった」「走りながら仕事のアイデアが沸く」「前向きな気持ちになれる」など、アウトプットが十人十色であること。
「仕事の後のぐったりした状態で走るよりチャレンジ精神をもって走れる」とか「走りに対しても気づきがある」というように、その先の自分の走りをよい方向にもっていくためにも朝ランの効用はありそうです。
ただ注意したい点もあります。朝いきなり運動を始めると血圧が急に上昇します。血圧の急な上昇は、脳卒中や心筋梗塞の発症につながるため、特に中高年ランナーは注意して、ストレッチ→ウォーキング→ゆっくり走り始め、徐々にペースを上げるというように段階を踏むといいでしょう。
※月刊ランナーズより抜粋
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