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しっかり回復して明日もバリバリ走るため、疲労回復を促す入浴法3ヵ条をご紹介します。
1.首までどっぷり浸かる全身浴
2.湯温は39℃(冬は40℃)程度
3.20分以上(2~3回に分けてもよい)
お年寄りや心臓が悪い方でなければ、疲労回復には全身浴で、首までどっぷり浸かるのがお勧め。
というのは、半身浴では、身体への負担は小さいけれど、体温上昇がゆっくりで血液循環が向上するのもゆっくりになってしまいます。
首までしっかりと浸かると、体温が上がって血液が循環し、全身の毛細血管が拡張します。
筋肉疲労により血中に発生した乳酸を肝臓に送って、エネルギー源であるグルコースに変えるには、より多くの血液を肝臓に送り込むよう、しっかりとした循環が必要です。
血液が心臓から出て、全身をめぐって再び心臓に戻ってくるまでの時間は1分弱。
3分程度の入浴では、たった3回しか循環せず、全身の毛細血管まで血液がいき渡りません。
20分程度だと20回以上循環することになるので、それだけ多くの血液が流れて肝臓に送り込まれることになり、乳酸がエネルギー源にかわり、疲労回復につながります。
入浴の疲労回復効果を上げるために、入浴剤の働きにも注目したいもの。
いろいろある中で、炭酸ガス(二酸化炭素)と硫酸マグネシウムを含んだタイプがお勧め。
湯に溶け込んだ炭酸ガスが末梢血管に入ると、血管を拡張して血流が促進されます。
ある程度炭酸ガスが血管内に溜まってくると、身体がそれを排出しようとしてさらに血管が拡張し、血流が増えるのです。
硫酸マグネシウムにも同様の効果が認められており、このふたつの物質で、血液中の乳酸が肝臓に運ばれるのを助けてくれるため疲労回復が促進されるというわけです。
※月刊ランナーズより抜粋
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