ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【ランナー的入浴法 03】明日もバリバリ走るための疲労回復入浴法3ヵ条

2022年4月07日

しっかり回復して明日もバリバリ走るため、疲労回復を促す入浴法3ヵ条をご紹介します。

1.首までどっぷり浸かる全身浴
2.湯温は39℃(冬は40℃)程度
3.20分以上(2~3回に分けてもよい)

お年寄りや心臓が悪い方でなければ、疲労回復には全身浴で、首までどっぷり浸かるのがお勧め。
というのは、半身浴では、身体への負担は小さいけれど、体温上昇がゆっくりで血液循環が向上するのもゆっくりになってしまいます。
首までしっかりと浸かると、体温が上がって血液が循環し、全身の毛細血管が拡張します。

筋肉疲労により血中に発生した乳酸を肝臓に送って、エネルギー源であるグルコースに変えるには、より多くの血液を肝臓に送り込むよう、しっかりとした循環が必要です。
血液が心臓から出て、全身をめぐって再び心臓に戻ってくるまでの時間は1分弱。
3分程度の入浴では、たった3回しか循環せず、全身の毛細血管まで血液がいき渡りません。
20分程度だと20回以上循環することになるので、それだけ多くの血液が流れて肝臓に送り込まれることになり、乳酸がエネルギー源にかわり、疲労回復につながります。


疲労回復のための入浴剤は炭酸ガス系を!

入浴の疲労回復効果を上げるために、入浴剤の働きにも注目したいもの。
いろいろある中で、炭酸ガス(二酸化炭素)と硫酸マグネシウムを含んだタイプがお勧め。
湯に溶け込んだ炭酸ガスが末梢血管に入ると、血管を拡張して血流が促進されます。
ある程度炭酸ガスが血管内に溜まってくると、身体がそれを排出しようとしてさらに血管が拡張し、血流が増えるのです。
硫酸マグネシウムにも同様の効果が認められており、このふたつの物質で、血液中の乳酸が肝臓に運ばれるのを助けてくれるため疲労回復が促進されるというわけです。


※月刊ランナーズより抜粋




ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る