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ウルトラマラソンのベテランランナーには、アクシデントには動じないポジティブ思考の持ち主が多いと研究者は言います。
数カ月にわたる計画的なトレーニングと体調管理。気候や身体の変化に対応する戦略的なレースプラン。そして脚の痛みにも負けずゴールを目指す強い気持ち。
この「心技体」をフル活用して目標達成に挑戦できるのは、日々走ることで、脳を活性化させ、鍛えているためであることが、昨今の脳科学から明らかになっています。
走ることで「頭がすっきりする」「前向きになれる」「アイデアが浮かぶようになる」という体験、ランナーなら誰しも経験しているのではないでしょうか?
このとき脳内ではどのような活動をしているのでしょうか?
動物を走らせると、低強度でゆっくりペースでも脳の海馬が刺激されます。
海馬は記憶に関わり認知機能を高めるほか、暑さ寒さ、雨風など外界環境の変化に対して、自律神経の調整やホルモン分泌、免疫反応などを相互に連携して体内の状態を一定に保つよう調整する役割を担っています。
そして最近の研究では、脳細胞は筋肉と同様に運動刺激によって活性化し、鍛えられることが明らかになっています。
ランナーは、走ることで身体と同様、脳も鍛えていることになります。
人間はかつて、生きるか死ぬかの中で、次の獲物を狙うための挑戦を続けることで生き残ってきました。
挑戦を成し遂げたとき、脳内では視床や脳幹を基盤とした部位が活性化し、前頭葉に向けて意欲や気分を前向きにするドーパミンが働いている可能性があります。
完走や目標タイムに向かっていく行動の先には、生きる原動力になる「自己効力感」(自分に対する強い信頼感や有能感)が生み出されると考えられます。
※月刊ランナーズより抜粋
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