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ランニングなど有酸素運動を行うときの脂質代謝では、動脈硬化の元凶である内臓脂肪が優先的に利用されます。
実際ランニングを習慣化することで、中性脂肪、悪玉コレステロール、肝機能といった内科的数値が大幅に改善したという人は多いはず。
「走っても体重が落ちない・・・」と悩む人もいますが、外見的には変化が見えにくくても、身体の内部では余分な脂肪がどんどん燃えているのでご安心ください。
米スタンフォード大学医学部の研究で、50歳以上で週数回ランニングをする538人について調査したところ、生活習慣病による早期死亡リスクが50%低下したこと。また高齢化するにつれ、ランニングをしない人との健康状態の差が広がり、90代になってもその差が広がり続けることが判明しています。
一方で、40代~50代、またそれ以降になってからランニングを始めた人は、それまでに蓄積されたメタボ・リスクがあるかもしれないことを念頭に入れておく必要もあります。
アメリカの調査では、フルマラソンでの心肺停止発症率は10万人に1人と発表されています。
日本の大会での症例では、40~50代が全体の半数を占める結果が出ています。
50歳を超えてフルマラソンに定期的に出場する人たちは、この「内科的な健康リスク要因」をもっていないかどうか、正確に把握する必要があります。
例えばランニングを続けているのに、あまり改善しない内科的な要素があったら、体質的な固有の要因である可能性があります。
また「いつもより息が苦しい」「めまいがする」「動悸で胸が痛い」など、習慣的に走っている人であれば、数百mの走り始めの息遣いで違いに気づけるはずです。
一時的なものでなく、繰り返すようであれば、呼吸器・循環器外来やスポーツに理解のあるかかりつけ医を確保しましょう。
こういった体調の変化に早く気づけるのも、習慣的に走るメリットなのです。
※月刊ランナーズより抜粋
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