ランナーズonline

【30km走ができない人のために03】うどんを食べて90分ビルドアップ走(脂質代謝促進)

2022年2月14日

30km走を行う目的のひとつ「脂質代謝促進」のトレーニングとして、今回は「うどんを食べた1時間後に行うビルドアップ走」を紹介します。
これはランナーでもある研究者が、多忙で月間走行距離が100kmを割ってしまったときでも、走力のキープに役立ったという裏技的なトレーニングで、炭水化物(糖質)を摂取することで分泌されるインスリンというホルモンを利用しています。
インスリンには脂肪の燃焼を抑制する作用があります。インスリンが分泌された状態で走ると身体は積極的に糖を使うようになります。
そうすることで走行距離が30kmに満たなくても、筋グリコーゲンが減るという、低エネルギー状態をつくり出し、フルマラソンのレース後半のようなランニングを経験することができるのです。

このときのお勧めは「90分のビルドアップ走」です。
はじめからペースアップが難しい場合は、ジョグで入り、徐々にレースペースまでビルドアップしていきましょう。
注意点としては、低エネルギー状態により集中力が落ち、フォームの崩れや故障を引き起こす可能性もあるため、フォームへの意識を大切にすること。
また、食後すぐには走らず、1時間は後にして、インスリンをしっかりと分泌させるようにする点です。

なお、もし前日も走る時間があるならば、90分以上のジョグをしておくと、グリコーゲンをあらかじめ減らしておくことになるため、翌日このトレーニングを行うと、さらに効果が上がります。


※月刊ランナーズより抜粋




※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ11月号 9月22日発売!


100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力

ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?

短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」

今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。

現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策

今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る