2021年もランナーとともに歩んだ『月刊ランナーズ』。誌上を賑わせた記事でこの1年を振り返ってみます! 今回は10月号(8月20日発売)から。
いまやスピードランナーがはくシューズは「厚底」が主流に。が、果たして市民ランナーにも「厚底」をはくメリットはあるのか? この号では、順天堂大学とアールビーズが共同で実験を行いました。
「厚底」は着地時に生み出す強い反発力が推進力になります。このとき使う「太もも」や「お尻」の筋肉を鍛えておくこと。さらにスピードが上がるほど「厚底」から受ける恩恵が大きくなるので、5km、10kmという短い距離のレースで使い始めるのがよいようです。
8月7日(土)と8日(日)、東京オリンピックの男女マラソンが札幌市で開催されました。注目を集めたのは、これを最後のレースとして引退を表明していた大迫傑選手。30km過ぎから必死の形相で前の選手を追い、最後は6位でフィニッシュ(2時間10分41秒)。
過去のインタビューで、マラソンランナーを「子どもたちに希望を与えられる職業にしたい」と語っていた大迫選手。引退後は若手選手の育成に力を注ぐことに。彼の今後の活動にますます注目が集まりそうです。
東京オリンピックでは裏方として多くのランナーが携わっており、その様子をリポートしてもらいました。
今年、女子マラソン60~64歳で世界記録をマークした弓削田真理子さん(63歳)は大会役員としてエリウド・キブチョゲ選手をスタートラインに誘導。ほかの選手がウォーミングアップに勤しむ中、スタート20分前、ただひとりエアコンのきいた部屋で足を投げ出して寝転がっている姿を目撃!そこに王者の風格を感じたそう。
競泳や陸上を中心に取材にあたった中日スポーツの川村庸介さん(41歳・フルの自己ベスト2時間27分)は、会場内外の動線が厳しいオリンピック取材で、交通規制のされた(そのためタクシーがひろえない)時間勝負の移動でパソコンを背負って走ることも。最終日は朝いちばんの飛行機で札幌入りし、改札をでるや小走りでマラソンの取材へ。そしてとんぼ返りで東京へ戻り閉会式の取材…。「ランニングで身体を鍛えておいてよかった」と実感したそうです。
マラソン3時間2分59秒の記録をもつ、大阪府河内長野市の島田智明市長は「日本最速市長」。5月の「さつき・ラン&ウォーク~企業対抗戦~」で河内長野市役所は「10~29人クラス」で第5位となり、島田市長は622km走りました。
平日は朝ラン10kmのところ、5月は20kmに増やし、週末は「ドカ走り」、最後の3日間は毎日フルマラソン以上の距離を走ったそう。島田さんのトレーニングの取り組み方、自治体運営について、そして来年1月に開催する河内長野シティマラソンについてお話しいただきました。
月刊ランナーズの定期購読を軸とした会員サービス「ランナーズ+(プラス)」に、新たにランニングの目標達成に向けて、専門のプロコーチと読者を結ぶ「ランナーズ+inチーム」が登場。活動を開始しました。
「サブスリーの会」「330(3時間30分切り)の会」「サブフォーの会」「歩かず完走の会」など6つの会の中から自分の目標に合わせて入会すると、担当のコーチからトレーニングメニューや課題が届き、掲示板を使ってチーム間交流もできるというもの。10月号では担当する6人のコーチを紹介しています。
※次回は11月号(2021年9月22日発売)を振り返ってみます!
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ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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