ランナーズonline

【スピード走に挑戦! 03】体験者の声、1km疾走トレーニングのコツと効果

2021年11月18日

1kmだけスピードを上げて走る「1km疾走」トレーニングを前回提案しましたが、実際にやってみると、慣れないうちはペースを上げ過ぎて失速してしまう人が多いようです。
1km疾走トレーニングで、失速せずに走り切るコツは2点。

1.前半のスピードを抑える
前半は「少し物足りない」と感じるくらいのスピードで走り始めてちょうどよい。

2.後半腕を大きく振る
後半になって「苦しい」と感じてからは、腕を大きく振るなど、身体の動きが小さくならないように意識すること。

月刊ランナーズでは、この「1km疾走トレーニング」を何人かのランナーに実際に定期的に行ってもらい、その効果を体験してもらいました。
そのときの参加者のコメントを抜粋してご紹介しましょう。


●ペースコントロールができるように
「最初は前半スピードを上げて後半失速することが多かったのですが、回を重ねるごとに落ち幅が減少。最近は『このスピードでは速すぎる。スピードを落とそう』と…」ペースコントロールできるようになったといいます。
「1.前半からスピードアップ、2.イーブンペース、3.後半を上げる、という3パターンで試してみたところ、後半上げるパターンが最もいい記録でした」というランナーは「500mまでは余裕を持ち、最後の100mは気合を入れて全力疾走」という走り方に落ち着いたようです。

●フォーム改善を意識して走る効果
「タイムを上げられるようにランニングフォームにも意識を持てるようになりました」という声も。
その結果「以前はスピードを上げると肩に力が入ってしまっていたけれど、いまはスピードを上げてもリラックスして走れるようになりました」

●メンタルのコントロールもできるように
「まだ前半だからリラックスしよう」「ここから頑張ろう」と、トレーニング中の気持ちを切り替え、コントロールできるようになったという声も聞かれました。

●体重が落ち身体が引き締まった!
「このトレーニングを何回か行っているうちに、走行距離自体はそれまでと変わりはないのに、徐々に体重が減って、身体が引き締まってきたのがわかりました」という声も聞かれました。
これは、スピードを普段より上げることで、筋肉の活動量が増え、代謝が高まったことが原因と考えられます。


※月刊ランナーズより抜粋、編集



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ9月号 7月22日発売!


短期連載「100日間でサブフォー達成!」

8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?


偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない

2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。

「苦しみの先にある栄光」

6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る