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1kmだけスピードを上げて走る「1km疾走」トレーニングを前回提案しましたが、実際にやってみると、慣れないうちはペースを上げ過ぎて失速してしまう人が多いようです。
1km疾走トレーニングで、失速せずに走り切るコツは2点。
1.前半のスピードを抑える
前半は「少し物足りない」と感じるくらいのスピードで走り始めてちょうどよい。
2.後半腕を大きく振る
後半になって「苦しい」と感じてからは、腕を大きく振るなど、身体の動きが小さくならないように意識すること。
月刊ランナーズでは、この「1km疾走トレーニング」を何人かのランナーに実際に定期的に行ってもらい、その効果を体験してもらいました。
そのときの参加者のコメントを抜粋してご紹介しましょう。
●ペースコントロールができるように
「最初は前半スピードを上げて後半失速することが多かったのですが、回を重ねるごとに落ち幅が減少。最近は『このスピードでは速すぎる。スピードを落とそう』と…」ペースコントロールできるようになったといいます。
「1.前半からスピードアップ、2.イーブンペース、3.後半を上げる、という3パターンで試してみたところ、後半上げるパターンが最もいい記録でした」というランナーは「500mまでは余裕を持ち、最後の100mは気合を入れて全力疾走」という走り方に落ち着いたようです。
●フォーム改善を意識して走る効果
「タイムを上げられるようにランニングフォームにも意識を持てるようになりました」という声も。
その結果「以前はスピードを上げると肩に力が入ってしまっていたけれど、いまはスピードを上げてもリラックスして走れるようになりました」
●メンタルのコントロールもできるように
「まだ前半だからリラックスしよう」「ここから頑張ろう」と、トレーニング中の気持ちを切り替え、コントロールできるようになったという声も聞かれました。
●体重が落ち身体が引き締まった!
「このトレーニングを何回か行っているうちに、走行距離自体はそれまでと変わりはないのに、徐々に体重が減って、身体が引き締まってきたのがわかりました」という声も聞かれました。
これは、スピードを普段より上げることで、筋肉の活動量が増え、代謝が高まったことが原因と考えられます。
※月刊ランナーズより抜粋、編集
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