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インターバルのようなスピード練習は上級者のもの。自分はいつでも同じペースのジョグで十分。
そう思っている人も少なくないかもしれません。
しかし、ジョグよりも少し速いスピードのランニングを取り入れることで大きな可能性が出てきます。
1kmだけ、スピードを上げて爽快感を味わいながら、定期的に疾走してみませんか?
続けることで、あなたの身体にこんな変化が表れてくるはずです。
●自分の身体と向き合える
いつものペースより速いからこそ気づかされる身体の反応があります。
そして、毎回タイムを記録することで、自分の体調や成長度合いがわかるようになります。
●スタミナ向上
呼吸がゼィゼィハァハァと!心肺機能に刺激が入りランニング中に脂肪をエネルギーとして使えるようになります。
その結果、レース後半に体力が温存できるようになっていきます。
●ペース感覚養成
続けるうちに「今日はキロ〇分〇秒くらいで走ろう」というように、タイムを意識しながら行うと、ペース感覚が身に付き、レース時のオーバーペースを防ぐことができます。
●フォーム改善
スピードアップはしても、全力疾走では途中でバテます。ペースをコントロールしながらスピードを上げることで、ラクに推進力を得られる「効率的なランニングフォーム」が身に付くようになります。
●筋力向上
1km疾走を行う、800m以降で脚が張ってくるのがわかると思います。ジョグでは使えなかった、動員される筋量が増えることで、脚筋力が向上します。
これを定期的に行っておくことで「フルマラソン30km以降に脚が動かない…」という状態を防ぐことにもつながります。
次回は、1km疾走(いつものジョグより速いスピード走)の実戦編をご紹介します。
※月刊『ランナーズ』より抜粋
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