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OSUSUME【知っ得】最強市民ランニングチーム、強さの秘密は「トンネル走」にあり!?
最速市民ランニングクラブ決定戦――と銘打たれた「ミズノWAVE EMPEROR CUP」の決勝大会が、7月10日(日)に夢の島陸上競技場(東京・江東区)外周コース(4.6km×5人の駅伝)で行われ、東北代表「強くなろーの会」が1時間08分22秒で優勝しました。
決勝大会には、4~5月に全国6地区で行われた予選会(5人の5000mの合計タイムを競う)で2位以内に入った合計12チームが参加。12チーム中の最下位でも5000mの平均タイムが17分9秒(キロ3分25秒)、出場者の多くが陸上経験者で、中には元箱根ランナー(!)もいるハイレベルな戦いの中、「強くなろーの会」と、関東代表「Team M×K」による激しい先頭争いが繰り広げられました。
体型やフォームからも、参加者のレベルの高さが窺える |
5区スタート時点で10秒先行していた「Team M×K」を、「強くなろーの会」の金塚洋輔さん(31歳)がラスト1kmで逆転。「追いついてからは少し後ろについて力を溜めて、最後は一気に出ようと思っていた」という作戦通り、そのまま差を広げて、最後はガッツポーズで仲間が待つ歓喜の輪の中に飛び込んでいきました。
「このレースに向けて、3000mのタイムトライアルや、1000m2分55秒×8本のインターバル走などを仲間とやってきました。みんな仕事を持っているので、なかなか全員で集まれる機会は少ないのですが、走力の近い仲間と一緒に走ることで、質の高いトレーニングができます。」
「強くなろーの会」は、結成から1年足らず。山形県上山市で公務員をしている金塚さんが、県内の強い市民ランナーに声をかけて結成。LINEで連絡を取り合いながら、不定期で仕事後に合同トレーニングを行っています。
ゴールの瞬間、抱き合って喜ぶ「強くなろーの会」の メンバーたち |
山形は11~3月の間は雪が積もっていて、練習環境は他の地区と比べてよくはありません。そんな中、山形のランナーがよく行っているのが「トンネル走」です。「私は800m程度のトンネルをよく往復して走っています。他のランナーとトンネル内で会うこともよくありますね。月間走行距離は400~500kmです」
レベルの高い仲間との切磋琢磨と、「トンネル走」をはじめ不利な練習環境をはね返す創意工夫。それが、市民ランニングクラブの初代「エンペラー」の強さの秘密でした。
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