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ランナーズonline

元市民ランナーの実業団選手がMGC出場権獲得「レース中に吉田響選手とグータッチ」

2026年9月29日

今年の北海道マラソンで、2時間10分59秒をマークして男子3位に入った荒生選手 (写真/釜石由起)

今年の北海道マラソンで、2時間10分59秒をマークして男子3位に入った荒生選手
(写真/釜石由起)


現在発売中のランナーズ11月号では、8月30日に開催された北海道マラソンを特集しています。男女とも上位3人がロサンゼルス五輪選考会「MGC」出場権を獲得したこのレースで、男子3位(2時間10分59秒)に入ったNDソフトの荒生実慧(まさと)選手は、東洋大学卒業後に地元・山形県で一般就職し、市民ランナーとして約2年間走った経歴を持っています。

「当時の一番の目標は山形県内で開催される縦断駅伝(※)で、月間走行距離は400㎞程度。建設関連の企業で公共事業の施工管理を担当し、8~17時のフルタイム勤務に加えて残業をこなしながら、朝4時半~5時に起きて12~20㎞のジョグ、水曜夜はトラックでポイント練習(キロ3分5秒前後で8000mなど)を積んでいました」

転機は24年9月の一関国際ハーフで1時間2分53秒をマークしたことです。NDソフトから勧誘を受け実業団入りを果たすと、昨年のシドニーマラソンでは元世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手に先着する6位(2時間7分42秒)でフィニッシュしました。

現在の月間走行距離は平均800㎞、北海道マラソン前は900㎞を超えました。
「いまは朝5時前に起きて、チームで集合する前に15㎞ほど走り、計26~30㎞走ります。市民ランナー時代はマラソンを走るには練習時間が足りないと感じていました。今は9時~15時までの勤務。合宿など遠征にもいける環境に感謝しています」

北海道マラソンでは折り返し地点まで沿道の応援に手をあげるなど、あえて集中しすぎないようにして走ったといいます。
「昨年のシドニーマラソンでペーサーが観客に応援を求めるように走っていて、その声援を受けた時にすごく楽になったんです。大会はランナーだけでなく応援する人も一体になって盛り上がる方がいい。自分も楽しくなるし、ワクワクします。レース中はテンションが上がって吉田響選手とグータッチを交わしてしまいました(笑)」

※4月に開催される山形県内を3日間かけて走る市町村対抗駅伝。全29区間、306.9㎞。



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